デジタル化を進める欧州Cセグハッチを乗り比べ試乗!
こんにちは。togariです!
VW 新型ゴルフ8を試乗して参りました!
世界のベンチマークと呼ばれる8代目ゴルフはパワートレインと装備をデジタル化して遂に国内発売!
今回の記事は、
- 1L eTSIエンジン アクティブ
- 1.5L eTSIエンジン R-ライン
国内導入されている両パワートレインを試乗させて頂きましたので、内外装から動的質感まで徹底比較しながらお伝えしたいと思います!
今回は比較記事という事でかなりのボリュームになってしまいました。
分かり易いように大量画像でお伝えしますので新型ゴルフが気になっている方や検討されている方へ参考になれば幸いです!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
ディーラー紹介
今回取材に伺って来たディーラーさんは、
Volkswagen 周南シティさんです。
ありがとうございました!
フォルクスワーゲン正規ディーラー 「フォルクスワーゲン周南シティ」の公式サイト。営業時間や店舗設備をはじめ、キャンペーン…
VWの正規ディーラーとして多くの試乗車を取り揃えているディーラーさんで、当ブログでも度々お世話になっています。
今回は平日に伺って来たのですが、若者から家族連れ・年配の方まで幅広いお客さんが来場され新型ゴルフの注目度はかなり高そう!
先進機能が追加された欧州セダンを体感! こんにちは。togariです! 今回魅力をお伝えするクルマはこちらです。 2021年4月にマイナーチェンジされた新型パサートの試乗レポートをお伝えします![…]
先日取材に伺った新型パサートに始まり、来月には待望のアルテオン・シューティングブレークも発売を控えるVolkswagenに目が離せません!!
目が離せないと言えば、、
“ドルフィングレー・メタリック”の新型ティグアンに目が離せませんw
ソリッドにもメタリックにも見えるグレーカラーがカッコ良い♪
時間オーバーで外装を見るだけで終了。。
お洒落なネーミングの車両は試乗車として配備されていますのでこちらも是非!
今回の主役になる新型ゴルフは2台の試乗車が用意されて乗り比べる事が出来ますのでお近くの方は是非!
それでは新型ゴルフ8のグレード構成から紹介します!
新型ゴルフ8 グレード紹介
新型ゴルフは国内導入モデルは4グレードで展開されています。
e-TSI Active Basic | e-TSI Active(試乗車) | e-TSI Style | e-TSI R-Line(試乗車) |
1.0L直列3気筒ターボ+マイルドハイブリッド | 1.0L直列3気筒ターボ+マイルドハイブリッド | 1.5L直列4気筒ターボ+マイルドハイブリッド | 1.5L直列4気筒ターボ+マイルドハイブリッド |
110ps/200Nm | 110ps/200Nm | 150ps/250Nm | 150ps/250Nm |
FF | FF | FF | FF |
291万円 | 312万円 | 370万円 | 375万円 |
国内導入された新型ゴルフは、
ガソリンエンジンに48Vベルトスターターを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルを展開。
48V駆動ベルトスターターを組み合わせたモーターアシストを補う電動化モデルです。
実質上のベースグレードになる”e-TSIアクティブグレード”の車両は312万円から。
“トラベルアシスト”と呼ばれる安全運転支援機能は全グレードで標準装備されていますが、マトリックスLEDヘッドライトとナビゲーションはパッケージオプションの扱いです。
ナビゲーションオプション | “ディスカバープロパッケージ”(共通) | 19.8万円 |
ヘッドライト/運転支援装備オプション | “テクノロジーパッケージ”(アクティブ) | 20万円 |
ヘッドライト/運転支援装備オプション | “テクノロジーパッケージ”(スタイル/R-Line) | 16.5万円 |
サンルーフ/サウンドオプション | “ラグジュアリーパッケージ”(スタイル/R-Line) | 23万円 |
ベースのアクティブグレードにLEDヘッドライトやナビゲーションを追加すると諸経費コミで400万円位になると言われていました。
ベースグレードでも400万円クラス。
デジタル化されたゴルフも車格と共に価格も上がった印象ですね。
続いて試乗車のグレードを紹介します。
ベースグレード e-TSIアクティブ
新型ゴルフ e-TSI アクティブ
- ボディーカラー/ピュアホワイト(無償カラー) 312万円
パッケージオプションとして、
- ディスカバリープロパッケージ 19.8万円
- テクノロジーパッケージ 20万円
パッケージオプションを含む車両本体価格は352万円です。
ベースグレードのアクティブに搭載されるのは、1.0L 直列3気筒エンジンに48Vモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様。
- 最大出力 110ps
- 最大トルク 200Nm
ゴルフとしては初になるダウンサイジングターボ搭載モデルです。
小排気量のエンジンをモーターアシストする事で軽快な走りに仕上がっています!
質実剛健のVW!
ハッチバック・クラスのゴルフでもボンネットはダブルロック仕様です!
ボディー剛性がしっかり確保され遮音性を考慮した分厚いフェルトを見ると、見えない部分にもコストを掛けれている点は好印象!
スポーツグレード e-TSI R-ライン
もう1台の試乗車は、
新型ゴルフ e-TSI R-ライン 375万円
ボディーカラー/アトランティック・ブルーメタリック(無償カラー)
スポーティーなブルーメタリックが無償とはVWさん太っ腹!!
こちらにもパッケージオプションとして、
- ディスカバリープロパッケージ 19.8万円
- テクノロジーパッケージ 16.5万円
パッケージオプションを含む車両本体価格は411.5万円です。
スポーツグレードR-ラインに搭載されるのは、1.5L 直列4気筒エンジンに同じく48Vモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様。
- 最大出力 150ps
- 最大トルク 250Nm
排気量やエンジン出力もアップされスポーティーな走りを予想していたのですが、試乗してみると以外な乗り味の違いを感じられました!
試乗編で詳しくお伝えしたいと思います!
続いて新型ゴルフのエクステリアを徹底比較します!
新型ゴルフ8 エクステリア徹底比較
洗練されたエクステリア
エクステリアの印象は先代よりノーズが長くなりシャープなスタイリングに見えますが、シンプルなデザイン造形はやっぱりゴルフw
アクティブ/ピュアホワイトのゴルフ8は街並みにとけ込みそうな爽やかな印象♪
新型ゴルフのボディーサイズは、
全長 | 4,295mm |
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,475mm |
ホイールベース | 2.620mm |
ワイド化が進むCセグ・クラスの中で1,800mmを切る全幅は嬉しいポイント!
国内外の同クラスモデルは次々と大型化する中、新型ゴルフはあえてサイズダウンされています。
愛車CX-30も全幅1,795mmなんですが、コンパクトさを活かした取り回し性や小回りの良さは所有する事で感じられる魅力でもあります♪
今回は線と面構成のコラボレーションで良い1枚が撮れまして♪
スミマセン。。
また話が逸れましたw
新型ゴルフ8 フロントマスク比較
アクティブ/フロント
グリル・レスと言っていい程のヘッドライトから繋がるシャープな目元が印象的なフロント。
スッキリと洗練されたデザインに進化しました。
シャープなヘッドライトをアシストするのは、フロントフェンダーのボディー同色ガーニッシュ。
アクティブグレードはヒゲの様な同色フィン・デザインですが、
一番下のガーニッシュラインが繋がる事でワイド&ローなスタイリングがキープされているかと!
ヘッドライトは2眼LED式になって先代より未来的なデザインに進化しています。
ウィンカーはアイライン上部が流れるシーケンシャル式を採用。
発売から少し遅れてしまいましたがトレンドを導入して来てますね。
片側を22個のLEDで照らす”IQライト”と呼ばれるアダプティブハイビームシステムが20万円のテクノロジーパッケージに装備されている為、やはりオプション装備は必須ですね。
クジラのヒゲの様なフロントガーニッシュも質感高く、無駄の無いライン取りは空力抵抗にも影響ありそう!
ベースのアクティブでも質感面でコストダウンを感じさせないフロントデザインが好印象でした!
R-ライン/フロント
あっ。ついw
R-ライン/アトランティックブルーメタリックの新型ゴルフ8は見た目から速そうなスポーツハッチといった印象!
深みのあるメタリックブルーがハッチバックボディーに冴えわたり流石トップグレードといったスタイリングです!
取材する直前に試乗車として配車されたので拝見するのが楽しみでした♪
R-ラインも同じくシャープなフロントグリルがスポーティーなスタイリング。
R-ラインにはコの字型にデザインされた専用フロントバンパーが装着されていますが、威圧感が出ない様にダイナミックかつスマートなデザイン・センスがVWらしい!
LEDヘッドライトはアクティブグレードと差別化せず同デザインを採用。
さりげない”Rバッヂ”デザインが男心をくすぐるポイントですが、更に先進的なデザインが採用されて、
ヘッドライトと繋がる様にグリル内にLEDが仕込まれています!!
これは初めて見たかも。
リアテールを繋げる一文字デザインがトレンドですが、フロントを繋げるのは新しい提案ですね!
これは是非とも夜間に拝見したい!
ちなみにヘッドライト内でダイヤモンドの様に光っている部分がフロントフォグライトみたい。
専用デザインのフロントバンパーは、フロントリップが繋がる形でワイド&ローを強調。
巧みなセンスとグロス塗装された質感の高さは個人的にも大好物♪
我ながらこのアングルめっちゃカッコ良く撮れたと思いますw
R-ラインのデザイン手法は新型ティグアンにも採用され今後の新型VWラインナップも楽しみですね!
スタイル/フロント
おおっ。これは!!
ブログ仲間のUUさんからスタイルグレードの画像を提供して頂きました!
いつもありがとうございます!
ご協力のお陰で全グレード制覇出来ました♪
カタログカラー“ライムイエロータリック”のPOPな色合いは欧州車らしいオシャレなゴルフ♪
新型ゴルフ8 Style試乗レポート!上質感と乗り味の濃さの好バランスを体感 ※21.6.27 R-Lineの画像追加 …
UUさんの新型ゴルフ8試乗レポートも要チェックですよ!!
自分も早く仕上げて読みたいですw
スタイルグレードは同色ガーニッシュの下部がクロム塗装される事で高級感を高めたデザインに。
グレード毎にしっかりスタイル分けされているVWのデザイン・センスに感心♪
ここまででかなりのボリュームになっていますが最後までよろしくお願いしますw
POPなカラーリングにブラックアウトとクロムパーツの差し色は、グレード名通りスタイリッシュな仕上がりです!
今回は試乗出来ませんでしたが、スタイルグレードはコンフォート寄りな乗り味の予感♪
続いてサイドを見ていきます!
伝統のハッチバックスタイル
真横から撮影が出来なかった為UUさん提供の画像をチェック。
新型はフロントオーバーハングが長くなってはいますが、伝統のハッチバックスタイルを継承。
ルーフラインの傾斜を付けず後席の居住性も考慮されて実用面もキープ♪
分厚いCピラーは歴代ゴルフを受け継ぐ硬派なハッチバックスタイルです!
VW伝統の線で魅せるプレスラインが美しい♪
ボンネットからリアエンドにかけて一筆書きの様な美しいプレスラインからは溜息がw
VWのプレス形成技術は更に洗練されている気がします。
続いてグレード毎のタイヤ&ホイールをチェック!
新型ゴルフ8 足回りを比較
アクティブ/タイヤ&ホイール
205/55 R16タイヤ&16インチアルミホイール
ベースグレードの足元は5スポークデザインのシンプルな仕様。
ソリッドな印象ですが、流行りに流されず幅広い年代に支持されるデザインですね。
タイヤ銘柄はグッドイヤー。
サスペンション装備は、
フロント | マクファーソンストラット |
リア | トレーリングアーム |
エアボリュームもしっかり取られているので乗り心地重視の仕様です。
スタイル/タイヤ&ホイール
225/45 R17タイヤ&17インチアルミホイール。
アクティブよりも多い10スポークデザインですが、中間グレードとしてはもう少し差別化されても良かったかも。
本国仕様のホイールめっちゃカッコいいのにww
17インチにアップされたタイヤ銘柄はブリヂストン トランザ。
サスペンション装備は、
フロント | マクファーソンストラット |
リア | 4リンク |
中間グレード以上になると足回りの仕様も変更されています。
R-ライン/タイヤ&ホイール
225/45 R17タイヤ&17インチアルミホイール
本国仕様は置いといて、Rラインらしいスポーティーなホイールデザインです!
唯一ホイールにグロス塗装も施されて質感も高いですね。
タイヤ銘柄はブリヂストン トランザを装着。
見た目を重視した扁平化が進む中、R-ラインでも45扁平を履かせている点もVWらしくて好印象!
サスペンション装備は、
フロント | マクファーソンストラット |
リア | 4リンク |
R-ラインには”専用スポーツサスペンション”が装備され足周りが差別化されています。
タイヤハウス内もフェルトが張られて遮音性にも気を遣っている仕上がりでした!
新型ゴルフ8 リアビュー比較
スタイル/リアビュー
新型ゴルフのリアデザインは無駄なキャラクターラインを排除したシンプルなデザイン造形。
各パーツが程よい距離感でケンカしないようレイアウトされています。
マフラーをボディー下に配置したダミーデザイン仕様でした。
ダウンフォース対策で床面がフラットのカバーされている様ですがその影響でしょうか?
スタイル/リアビュー
グレード毎のリアデザイン差別化は大きく行われていない様です。
フロントデザイン同様にスタイグレードはリアフェンダーにメッキライン加飾が加わりアクセント付けされています。
R-ライン/リアビュー
ボディーカラーが変わると一気にスポーツ感が増しますね♪
ブルーメタリックのボディーにLEDテールランプが映えてる!
エキゾーストマフラーの様にも見えますが、R-ラインもダミーデザイン仕様でした。
R-ラインは遠目で見る限り、マフラーが付いている様に見えるので見た目の印象も良いです♪
新デザインのリアテールランプも3・4・5粒?に配列された未来的なデザインが先進的!
リアもLED式ウィンカーにシーケンシャル式を採用です♪
新世代VWモデルと同じく車名ロゴを中央配置に変え、新デザインのエンブレムと共に高級感を増しました!
新型ゴルフ8 ラゲッジチェック
手動式バックドアを開けると380Lのラゲッジスペースが出現。
フラットな床面と高さも取られてクラス並みの容量がキープされています。
ラゲッジ下にはテンパータイヤが装備されて2段式のラゲッジボードになっていました。
トノカバーが干渉してしまうのでラゲッジ側からは倒す事は出来ないですが、後席に回れば60:40分割可倒式の後席シートに変わり実用性も充分です!
ようやくエクステリア完了しましたw
内装もまた斬新な仕上がりですので引き続きよろしくお願いします!
新型ゴルフ8 内装徹底比較
内装チェックはR-ライングレードとアクティブを織り交ぜながら行きたいと思います!
ドアトリムチェック
トップグレードR-ラインのドアトリムはVWらしいシンプルなデザイン。
R-ラインにはカーボン調トリムとアルカンターラ調の布地が張られていますが加飾は最小限に抑えられています。
スイッチ周りも控えめにメッキ加飾された仕上がり。
ここ最近のトレンドになっているドアハンドルデザインと巨大なドアポケットが特徴。
フロントシート比較
アクティブ/フロントシート
グレーファブリックを使用したシンプルなシートデザイン。
色味自体は地味ですが、シートサポートはしっかり考慮されて着座感も良好です。
試乗の後半になると熱がこもってシート背面が暑く感じたので、暑がりなオッサンは気になるかもしれませんw
スタイル/フロントシート
スタイルは”マイクロフリースシート”というツートン仕様に変更。
肩口回りのデザインが大きくなり、ステッチ加飾も加わるので質感は高くなっていますね!
R-ライン/フロントシート
これはかっこいい!
R-ラインにはヘッドレスト一体型の”専用ファブリック&マイクロフリースシート”を採用!
色使いもさることながら、各所にパイピングや合成皮革がプラスされて高級感も高めてきました!
新型ゴルフ8にはオプションでも本革シートの設定されていないのですが、
こちらのシート、着座感が心地良い。
身体をビシッとホールドしてくれながら、肌触りは柔らかい。
乗り心地にも大きく作用しそうな仕上がりを感じました!
バケットシートは男心をくすぐる装備ですが、実用性を考慮すると悩ましい点も。。
全グレードの共通点は
新型ゴルフは電動パワーシートが設定されていません。
国産Cセグハッチも上位モデルには用意されているだけに価格帯を考慮すると欲しい所。
本国では実用車的な位置付けなので国内モデルとの価格差が大きく仕方ない所かもしれないですね。
R-ラインはアルミプレート仕様で見えない部分へのコダワリが相変わらずスゴイ!
フル液晶ディスプレイ採用
運転ディスプレイはフル液晶に大きく進化!
画像解像度も高く同クラスの中で大きな武器になるのではないでしょうか!
左右のメーターと中央のインフォメーションディスプレイをカスタムする事が出来ます。
メーターカラーが変わるとPOPな印象になりますね♪
室内光源を変更するアンビエントライト機能も装備されています。
- アクティブは10色
- スタイル/R-ラインは30色から選択可能です♪
地図全画面表示も可能!!
国産メーカーはまだまだ採用が少ない全画面表示は大きな武器になりそう!
ステアリングスイッチで縮尺変更も可能とはVWさん参りましたw
一方でパネル枠の部分がピアノブラックで大きく占められる為、実際に見ると画面自体はそこまで大きく無いです。
今回はライトスイッチも廃止され静電式のパネルに集約されていました!
物理スイッチをとことん排除されているのはちょっと複雑な気分もw
デジタル・コックピット
アクティブ全景
デジタル化された運転席全景はインパクト抜群!
ディスプレイを運転席側に傾ける事でより包まれる空間が演出されています。
歴代オーナーの方は進化具合に驚きそうですね!
スタイル全景
ツートン分けされエレガントな雰囲気に。
シートとダッシュボードをベージュカラーにする事で広がりを見せる効果ありそうですね!
肝心のR-ライン全景撮影を忘れるという失態。。
後日内外装比較動画も作成しますのでキャプチャーでご了承下さいw
R-ラインはブラック基調にカーボントリムが加わりスポーティーな仕上がりです!
グレード別ステアリング比較
アクティブ/ステアリング
ベースグレードから本革仕様で質感は充分高い!
D型シェイプデザインと太い握り径にゴルフらしさを感じます
ノーマルでも結構握りは太いので女性は扱い難いのかなと思いましたがどうでしょうか?
中央部のVW新デザインも良いアクセントになっていますね♪
スタイル/ステアリング
アクティブとスタイルではステアリングは共通仕様で新型パサートとも共有されているかと思います。
UUさん取材のディスプレイはアンビエントがピンクですね!
チラ見えするウインドウスイッチ周りは色分けされているので質感良さそうです!
やはりトップグレード!
質感が一気に上がって抜群にカッコいいw
サイドのパンチングレザーと内側のステッチが上質な触りでした!
R-ラインには”プログレッシブ・ステアリングシステム”が専用装備され、
操舵角に合わせた滑らかなフィーリングを実現する機能を搭載。
ベゼル下部に付くRエンブレムが目を惹きますが、注目はステアリングスイッチです!
タッチ式のステアリングスイッチは押し込むと”ブルッと振動する”フィードバック機能が最高!
表面は曲面で指触りも滑らかでしたが、慣れるとブラインド操作も出来るかも!
指紋が目立つ部分は気になるかもですが、この意匠をゴルフクラスから導入してきたVWに驚き!
アクティブ/スタイルグレードはこちら。
左右対称にデザインされているので操作性は高いのですが、質感はR-ラインがワンランク上の仕上がりになっています!
ちなみにルームランプも指でタッチするセンサー式が採用されているので、内装を見渡しても新型ゴルフ8は物理スイッチがホントに少ないです。
丁寧なローカライズが魅力
一新されたインフォ システムはiPadの様にアイコンが並ぶ先進的なデザインに。
アイコン名を見ると漢字とカナを使って日本仕様にローカライズされているのが好印象でした♪
VWグループは国内モデルの導入が遅いとの評判も聞きますが、日本向けに丁寧にローカライズされている点からは開発チームの見えない努力が見られます!
ディスプレイも物理的スイッチが廃止され、画面下にあるスライダーバーをスライドしたりタップする事で温度やボリュームが調整可能。
デザイン重視で正直操作性が良いとは言えないのですが、対策も取られているみたいで、
インパネには日常的に使用する機能のショートカットパネルが配置されています。
- ASSIST(安全運転支援)
- CLIMA(空調機能)
- P MENU(駐車支援機能)
- MODE(ドライブセレクト)/スタイル・R-ラインのみ
スタイル/R-ラインは右下部分にドライブセレクトのパネルがレイアウトされます。
アンビエントライトも装備!
ここは英語表記ですがネーミングがオシャレ!
車両設定や安全運転支援装備は直感的操作できます!
操作性が懸念されているエアコン調節はディスプレイ内からも操作可能です!
シフトセレクターはアリ⁈
センターコンソールは思い切った未来的なデザインに。
中央でニョキっと出ているのがシフトセレクターですが、質実剛健のVWは何処に行ったのーw
小型化する事で収納スペースと電子制御による誤操作を防ぐ狙いがあるみたいだけど、電動化イメージをより強く打ち出したデザインは好みが分かれそうですね。
実用性を考慮
縦型のドリンクホルダーを装備。
ドリンクシャッターが廃止されたのは残念ですが、ボタン切替で細いボトル缶にも対応したギミック機能は実用的!
VWのクルマはセンターアームレストが任意に固定出来る点が魅力的です!
ドライブポジションがしっくり来なかった方は是非お試しあれ!
欲しいです。。
キーデザインも一新。
ハイグロスブラックの光沢とずっしりした重みのある曲線デザインは絵になる美しさで。。
これ欲しいです。。w
内装チェック最後は後席に回ります!
いつも以上に長文になってしまいスミマセンw
後席の居住性をチェック
後席チェックの前に、
新型ゴルフはリアドア開口の上部が広く取れられている為、しゃがみ込むような姿勢を取らずに乗り込めます。
伝統の太いCピラーデザインはこういった所でも大きく効いてます!
ドア内部の仕上がりは前席と同様にマテリアルが使用されて質感をキープ。
リアガラスも大きめなデザインで車内を明るく照らしてくれそう!
R-ラインのリアシートもマテリアルでサポートが取られてしっくりした着座感です。
特に肩口回りがしっかりと造られて上半身を安定させてくれます。
中央はセンターアームレスト兼トランクスルー出来る機構になって快適性を利便性を両立。
4人乗車でも長尺物が積めるという事はテントを積んでキャンプに行けるかも!!
足元スペースはクラス並みなんですが、リアのシート座面が深く長いので身体が沈み込む着座感はここ最近の同クラスで一番良いかも♪
リア・エアコンは個別で操作可能な3ゾーン対応とは恐れ入りましたw
悩ましいシート事情
これまでのレポートを振り返るとやはりトップグレードのR-ラインが非常に良い仕上がりなんですが、
シート事情が悩ましいです。
セミバケットシートの後席に乗り込んでみると、
前が見えない。。
大人のオッサンが乗っても身体を傾けないと前が見えにくい印象を受けました。
普段から後席に乗る前提の方はフロントシートの圧迫感を感じてしまうかも。
ヘッドレストが分離されているアクティブ/スタイルグレードは隙間がある為、前方視界も改善。
価格差や装備差を考えても悩ましいグレード選びだと思いますので、後席の居住性も是非チヶックしてみて下さい!
うぉー!やっと書き上げたw
以上で内装徹底比較完了です!
新型ゴルフ8 インスタ動画
[arve url=”https://youtu.be/OMvs54YfenU” title=”” description=”デジタル進化して生まれ変わったVW型ゴルフ8! 今回はベースグレードのe-TSIアクティブとトップグレhttp://img.youtube.com/vi/OMvs54YfenU/default.jpgードのe-TSI R-ラインの内外装を比較しながらチェック!” upload_date=”2021-7-6″ loop=”no” muted=”no” /]ここまでを動画でまとめたインスタ動画をどうぞ!
久しぶりの動画ですw
ブログと並行して動画発進も積極的に発進していきますので、良かったらチャンネル登録よろしくお願いします!
新型ゴルフ8比較試乗レポート
新型ゴルフ8乗り比べ
今回は2台の新型ゴルフを連続試乗させて頂きました!
- 1.5L e-TSI R-ライン
- 1.0L e-TSI アクティブ
この順番で、
市街地-バイパス道-市街地の試乗コースを乗り比べドライブ!
連続して乗る事でマイルドハイブリッドの恩恵の差や以外な乗り味の違いを感じる事が出来ました。
それでは1.5L e-TSI R-ラインから試乗開始です!
R-ライン/ジェントルな走り出し
1.5L直4ターボにマイルドハイブリッドと専用装備を組み合わせるe-TSI R-ライン。
スタートスイッチを起動すると静かにモーターが作動。
コンフォートモードで市街地へ走しり出したファースト・インプレッションは、
“ジェントルな加速性”
搭載されている48Vモーターのアシストよりも1.5L直4エンジンのパワーで過不足無くシームレスに加速します。
モーターで押す感覚よりも7速DSGの加速感がより洗練されたトランスミッションの恩恵が強いイメージ。
VWのツインクラッチ今まで何台か試乗してきましたが、新型ゴルフの加速感はより滑らかになっています。
ゴルフの試乗は今回が初めてなので先代との比較は出来ないのですが、シフトが引っ掛かるような印象は皆無。
先代からキャリーオーバーされたプラットフォームとの相性も良さそうです!
R-ライン/ステアフィール
ステアリングは予想通りクイック。
ハンドル切角に対して車体が素直に反応してくれて直進安定性も高いです。
太い握り径に似合ったどっしりした座りで、最近のVWの試乗ではハンドリングがライト方向に振られていたイメージだったので適度な重さがまた良い♪
専用装備の“プログレッシブ・ステアリング”の効果は正直街乗りでは余り恩恵を感じられないかも。
コーナーへ進入する際にステアリングの半力が一瞬軽くなる様な手答えが機能でなんしょうかw
走らせてみると改めてデジタル化の勢いを感じます。
デジタルコックピットのインパクトが大きくて目に入ってくる情報量の違いも歴代オーナーさんは感じるかもしれないですね。
R-ライン/マイルドな足回り
個人的にR-ライン1番のトピックになる足回り。
R-ラインでも乗り心地は非常にマイルドです!
正直16インチのアクティブより良いかもw
スポーツグレードとして硬い乗り味を予想が見事に裏切られましたw
マンホールなどの大きな段差は流石に突き上げますが、アスファルトのジョイント通過時は綺麗に収束してくれます。
リア装備の専用スポーツサスペンションが大きくストロークしてくれて硬さを感じさせない当たりが良き♪
ゴルフオーナーさんの話では、R-ラインに履いているブリヂストン トランザのタイヤ銘柄も影響があるみたいです!
スポーツグレードでここまでの乗り心地を感じられた新型ゴルフの進化を感じらました!
ブレーキタッチに変化
電動パーキングブレーキとブレーキオートホールドはモチロン標準装備。
ホールド中に右足を置くスペースがあると自然な姿勢が取れます。
少し気になったのはブレーキタッチ。
回生ブレーキの効きがVWの内燃機関モデルより若干タイムラグを感じます。
違和感程の差では無いですが、利き始めるタイミングもBSGの制御で変更されています。
R-ライン/高速走行
市街地を抜けてバイパス道に入ります。
車速が上げて行くと感じられるのは、高速域での静粛性の高さ。
Aピラー付近からの風切り音がかなり抑えられて車内の静粛性もキープされています。
e-TSTは自然吸気エンジンで走行中に自動停止するらしいですが、いつ止まったか分からないw
ドライブセレクトをスポーツに変えると、ステアリングと足回りも更に締まり重心が下がった様な態勢に♪
アクセルを踏み込んでみると。。
グォーン!!
R-ライン速いっす。。
4気筒の乾いた音を鳴らしながら鋭く加速してくれました!
途切れの無いの吹け上がりも気持ち良い♪
R-ラインでこの走りを見せてくれるのに、化け物と呼ばれるゴルフRの加速はどうなんでしょうかww
ADAS機能を体感
走行中に安全運転支援システムのトラベルアシストを起動。
ツーアクションで起動出来るACC制御は変わらずスムーズです!
レーンキープアシストは新型パサートよりもカーブの認識が少し弱いかも。
切り始めるのが遅く感じて自分でハンドルを切る場面もありました。
スポーティーさに磨きを掛けたR-ライン
専用装備を追加した新型ゴルフ e-TSI R-ラインは、磨きを掛けた動力性能とマイルドな足回りで街乗りでも心地良さを感じる動的質感でした!
続いてベースグレード/アクティブの試乗レポートです!
アクティブ/モーターアシストの強さ
1.0L直3ターボにマイルドハイブリッドを組み合わせるe-TSI アクティブ。
走り出しの印象はモーターアシストの強い恩恵を感じるパワフルな加速でした!
搭載されるマイルドハイブリッドモーターはR-ラインと同じく
- 最高出力9.4kW
- 最大トルク62Nm
搭載ユニットは同スペックですが、アクティブの方が電動化が強い印象!
搭載エンジンや車重の軽さから来るものかもしれないですが、1Lエンジンでも不足は感じずキビキビとした軽快なフィーリングも♪
アクティブ/ステアフィール
アクティブのステアフィールは欧州車らしいどっしりした座り。
しっかりと車体を掴んでくれる安定した操舵性は運転が上手くなった様な気が!
それは錯覚ですw
ステア・センターに若干遊びを設けているがアクティブの特徴です。
R-ライン程のクイックさは無いものの、コーナーを軽やかに取り回せる運転のし易さを重視。
普段使いを考えるとゆっくり街乗りするにはこれ位のマイルド感が良いのかしれないですね。
アクティブ/足回りも良いですが。。
やっぱりR-ラインが好き!
スミマセンww
連続試乗すると、どうしてもR-ラインのスポーツマイルドな足回りが良く思えてしまいます。
同クラスのCセグハッチの中でもアクティブの足回りは充分良いと思うのですがw
アクティブ装着タイヤは16インチ履いてるので路面からの当たりは柔らかなんですが、収束後の戻りがR-ラインは取り残さず納めてくれる印象。
試乗取材前は、
みたいなレポートを予定してたのにw
クルマは実際に乗らないと分からないですねw
ここはタイヤ銘柄やサスペンションの違いもあると思いますし、是非機会があれば同時に乗り比べて欲しい所です!
アクティブ/高速走行
ブレーキタッチはR-ラインと同じ印象でしたので割愛させて頂きます。
R-ラインと同じコースを走りバイパス道へ入ります。
前車に合わせて流す分には動力性能は問題無し。
1Lターボモデルでも欧州車らしい低い重心位置で安定してクルーズ出来ます♪
最後にエンジン性能を試す為スポーツ体感!と言った所ですが、アクティブにはドライブセレクトが装備されていません。
アクセルを踏み込むと、
「頭打ちが早く3気筒の音は聞こえてくるかな。」
加速に鋭さは無いですが、エンジンパワーがしっかり押し出してくれる印象。
R-ラインは鋭さと加速性にも余裕が見られたので高速域では排気量の差を感じました。
デジタル化された走りのアクティブ
国内導入初の小排気量エンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせたe-TSIアクティブは、街乗りでデジタル化された走りを楽しめる動的質感でした!
内外装の詳しい質感は後日インスタ動画でアップ予定ですのでまたチェックして見て下さい!
以上で乗り比べ試乗レポート完了です!
やっと長文書き上げたーw
未来を見据えたデジタル・ゴルフ
デジタル化を進めるVWの先駆モデルとして国内導入された新型ゴルフ8。
ベンチマークになるスタイリングをキープしながらハイテク機能を搭載して刷新された仕上がりでした!
今回はディーラーさんのご厚意でパワートレインの違う2台を試乗させて頂き動的質感の違いを体感出来たレポートとなりました。
今回新型ゴルフのベストバイグレードを決めるつもりが、
試乗してみるとどちらもゴルフらしい良さを持つ、甲乙つけがたい仕上がりだと感じました!
当ブログではいつもお伝えしていますが、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
お近くのVWディーラーでデジタル進化した新型ゴルフを肌で体感してみて下さい!
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次回の予告
大型ディスプレイ搭載後もお値段据え置き!
次回はビッグマナーチェンジで先進装備と高い質感が追加された本格クロカンモデルをチェック!
国内仕様に優しい仕上がりはダークホースになるかも!
お楽しみに!
今後も現場取材にこだわった“クルマの魅力を伝える試乗ブログ”を目指しますのでよろしくお願い致します!
最後まで読んで頂きありがとうございました!