生まれ変わったトヨタのBセグはパーソナルハッチとして登場!
こんにちは。togariです!
今回紹介するクルマは、トヨタ ヤリス!
[adcode] プレーンなスタイリングと実用性の高さを実現した仕上がりは正にアットホームなコンパクトハッチ! こんにちは。togariです! 今回魅力を紹介するクルマは、 ホンダ 新型FIT! […]
同時期に発表されたホンダ FITと比較するつもりで試乗取材に伺ったのですが、
サイズ感の近い2台は異なる方向性に仕上がっていました。
- 新型FITは心地良さを重視したファミリーユースな仕上がり
- トヨタ ヤリスは趣向性を重視したパーソナルユースな仕上がり
互いに先代モデルからコンセプトを変えてきているも両車。
国産コンパクト市場を騒がせる期待の1台!
トヨタ ヤリスの魅力に迫ります!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
お世話なったディーラーさん
今回試乗させて頂いたディーラーさんは、
ネッツ トヨタ山口 麻里布店さんです。
https://www.netzymc.co.jp/showroom/tenpo61
ありがとうございました!
山口県内のネッツ店では全店舗にヤリスの試乗車が配備されるキャンペーンを行っているそうです!
発売直後は週末になると在庫試乗車が店舗内で動く事が多いそうで伺う前に電話確認した方が良さそうです!
トヨタ ヤリスのカラーバリエーションは全18色の展開!
ツートンカラーを合わせると幅広く選択肢が魅力的です!
今回試乗取材のヤリスは、
Zグレードのブラックxコーラルクリスタルシャイン!
カタログ表紙でも使用されているイメージカラーのヤリスを取材して参りました!
お近くの方は是非!
それではエクステリアからチェック!
ヤリス Z エクステリア
モデル概要
「鮮やかなレッドはスポーティーハッチ感出てますね!」
ん?ちょっと待って下さい。
ホイールキャプ仕様⁈
そうです。
今回のヤリス上位グレードのZでも標準はスチールホイール仕様。
これはちょっと予想外でした。
この組み合わせを期待していたんですが!
TVCMでも見掛ける16インチ切削アルミホイールは8.2万円のオプション装備です。
アルミホイールとはいえ結構な価格設定。
しかもこのアルミホイールをオプション装備出来るのは上位グレードのZのみです。
という事は今回のトヨタ ヤリスは全グレードでホイールはスチール仕様。
ここはせめて上位グレードは標準装備にして欲しかった!
話が逸れてしまいましたが、
トヨタ ヤリスのボディーサイズは
全長 | 3,990mm |
全幅 | 1,695mm |
全高 | 1,500mm |
新型FITと同じく4mを切るコンパクトボディーに
- 1.5L直列3気筒ダイナミックフォースエンジン
- RAV4等で採用されているダイレクトシフトCVT
- コンパクトクラスでは初採用のTNGAプラツトフォーム
最近のトヨタ車は走りの面ではかなり向上傾しているので動的質感に期待してしまいます!
それではエクステリアを詳しくチェック!
フロントビュー
「大開口グリルデザインでワイド感強調!」
トヨタが提唱するデザインアイコン・キーンルックは今回も攻めたデザインです!
吊り上がったヘッドライトと大きくデザインされたグリルは海洋生物を思わせるインパクト!
アクアをワイルドにした様なフロントマスクは好みが分かれる所かもしれません。
最近の新型カローラなどで馴染んできたキーンルックも、ヤリスのデザインは少しクセが強く感じます。
吊り上がったヘッドライトは3灯式LED仕様。
この辺りの装備は最近のBセグクラスでも質感が確保されています!
アイライン下部がデイタイムランニングライトになって、ウィンカーはこの部分が点灯する仕様です。
フロントバンパーにはカーボン調の模様がデザインされていました!
ヤリスのYをイメージしたデザインらしいのですが、
自分にはハニカム模様?にしか見えません。
早くも老眼なんでしょうかw
サイドビュー
「ショートハッチスタイルキマッてます!」
リアに向かうウエストラインとショートオーバーハングのバランスが秀逸です!
ホイールがなんとも残念w
Zグレードのタイヤ仕様は185/60R15
サスペンション装備は
- フロント マクファーソンストラット式
- リア トーションビーム式
今回は試乗出来てませんが、
ハイブリッドモデル E-Fourになるとリアにはダブルウィッシュボーン式を採用して安定感を高めています!
「ヤリス エクステリアの魅力ポイントはリアサイド!」
リアフェンダーを膨ませた躍動感ある存在感!
ショートボディーに詰め込んだマッチョなスタイリングは国産車の中でも個性的です!
GRスープラでも見られたボリューミーなサイドの抑揚がコンパクトクラスのヤリスでも採用されているのは嬉しい所!
ブラックアウトされたルーフのツートン仕様は陰影がよりハッキリ現れスタイリッシュ!
ツートンルーフ仕様もオプションカラーになり7.7万円の追加装備。
16インチアルミホイールの8.2万円の追加と合わせると、
エクステリアだけで16万近い追金になってしまいます。
なんとも悩ましいw
走りを感じるリアビュー
リアデザインもサイドからのフェンダーの張り出しが強調されスポーツハッチの佇まい!
コンパクトなボディーから走り出しそうな力強さを感じます!
ボディーから立体的に浮き出るリアコンビネーションランプはコの字型。
シームレスな発光は先進的な印象を感じます!
走りのイメージを連想させるYARISのエンブレムフォントも良い感じ!
マスラーはしゃがみ込まないと見えない位置に配置され隠れたデザインになっています。
「バックランプはLED式を採用!」
Bセグでも埋め込みLED式とはコスト掛けられてますね!
なのに何故ホイールがー!
スミマセンw
ラゲッジスペース
ラゲッジスペースは257Lとやや狭く感じました。
リアのシルエットラインがきつく傾斜を付けている為、背の高いものは積み込みにくそうな印象でした。
普段使いの買い物では積み込みに困るシーンがあるかもしれません。
ラゲッジ床面は高さ切り替えが可能な2段式機構も備えています。
下段へ収納するアンダーラゲッジ機構も装備されて普段使わないものを見えない様に収納する事も可能です。
トヨタ ヤリスのエクステリアはスポーツハッチを強く押し出した力強いスタリング!
「走らせると楽しめそう!」と思わせてくれる躍動感を感じさせてくれるエクステアリアが魅力的でした!
続いてインテリアをチェック!
ヤリス Z インテリア
ドアトリムチェック
デザインとしては個性的ですが、全体的にプラ素材が多用され簡素な印象です。
フロントシート
上位グレードZでもシート仕上げはファブリック仕様です。
ヘッドレストは分割するセパレートタイプになっていましたが、スポーツシートの様な硬さは無いです。
サイドの張り出しで柔らかく包む様なシート形状になっていました。
新型FITは中間グレードでも合成皮革を使用して高級感を出していたのでここはヤリスの方が劣っている様に感じます。
シート調整はマニュアル式ですが、ヤリスには新機能が装備されています。
運転席イージーリターン機能という前後スライドのシート位置を記憶する機能が装備!
女性に配慮した機能というのは今までトヨタに余り無かった装備でこれからの展開も楽しみな所です!
スポーツハッチ仕様のヤリスもアクセルペダルは吊り下げ式が採用されていました。
このクラスでオルガン式を求めてはいけないのかもですが、オルガン式を採用するマツダのコダワリの高さを改めて感じます!
運転席全景
前席インパネは水平調にデザインされドライバー側へ傾いたデザインになっています。
質感はそこまで低くないのですが、
今回のヤリスはシボ加工(表面加工)の仕上がりが地味で悪く見えてしまっている印象でした。
新型FITの中間グレードHOMEと比べてもヤリスはマテリアルの仕上げ方が勿体なく感じます。
小径ステアリング
Zグレードになるとステアリングは本革巻き仕様になります。
ステアリング径が小径になって操舵性はクイックな印象!
安全装備のスイッチも左右に配置されていますが、
安全運転装備のトヨタセーフティーセンスの機能は一部オプション扱い。
ブラインドスポットモニターやパノラミックビューモニター、クリアランスソナーもオプション扱いです。
上位グレードでも装備をオプション扱いにする売り方はそろそろ改善してほしい点です。
テレスコが装備されて細かいポジション調整が出来る点は嬉しい所ですね!
ダブルリング・ディスプレイ
「斬新なデザインはインパクト大!」
双眼鏡の様な2連式のデザインは最近のトヨタ車の中でも思い切った演出ですね!
視界確保の為にメーターフードを小さくデザインされている点にも注目!
リング内右側で時速と計器表示、左側でシフトレンジとタコメーターが表示されています。
左右のリングは非常に質感高いんですが、中央のマルチインフォメーションディスプレイは表示が小さく情報も少なめ。
左右リングの質感の高いだけに気になってしまう点です。
ディスプレイオーディオ
今回のヤリスも8インチのディスプレイオーディオが標準装備されています。
スマホを接続する事によってナビデータやオーディオデータを再生するシステムは今後のトヨタ車に標準化されそう。
地図データを使用すると通信料が必要な為使い勝手が気になる所です。
ヤリスには朗報な装備も!
オプションでCD/DVDデッキを装備可能!
助手席アンダーデッキ下に装備出来ます!
ガジェットのハイテク化が進むのは仕方無い所ですが、
幅広い購買層に対応する姿勢はユーザ目線で良いですね!
センターコンソール周り
エアコンパネルはピアノブラック仕様で質感高い仕上がり!
オートエアコン仕様ですが新型カローラと同じデザインを採用しています。
Zグレードになるとフロントシートにはシートヒーターが装備されます!
ダッシュボードも表面仕上げの粗さが全体の仕上がりを悪く見せてしまっている気がします。
頂けないシフトレバー
発売前から懸念されていましたが、やはりシフトの質感は頂けないです。
ここだけ一気に質感が下がりひと昔前のクルマに見えていまいます。
追い打ちを掛けてヤリスはサイドブレーキはレバー仕様。
ACCが全速度追従出来ない点はライバル車に大きく離されている気がします。
割り切りを感じる後席
後席はドアの開閉範囲が狭く、非常に乗り込みにくく感じました。
デザインを優先した結果だと思いますが、ライバル車の4ドアハッチの中でも狭い印象。
自宅の駐車場事情によっては毎回不便な思いをする事になりそうなので検討されている方は要確認ポイントだと思います!
画像が眩しくで申し訳ないのですが、後席の仕上がりも簡素な造りに感じました。
新型FITで採用されていた後席アームレストもヤリスでは装備無し。
シートの厚くして座り心地を重視したのだと思いますが、
ドアの開口面積が狭い上にシートが張り出し過ぎでいるので乗り込む際に足元が非常に狭いです。
座ってみると前席に膝が当たってしまい大人では非常に厳しい居住性。
日常的にフル乗車で使用するのではなく、
普段は2名乗車でパーソナルに使用しながら、非常用としてリアシートを活かせる仕様になっています。
パッケージングの考え方が新型FITとは全く方向が違います。
ボディーサイズは殆ど変わらないFITとヤリスですが、実用面では大きく差が付いていました。
後席を犠牲にしてまでスポーツハッチのスタリングこだわったヤリスの走りに期待したい所です!
ヤリスベースグレードの質感
ヤリスの下位グレードXになると、
ヘッドライトからシートまで上位グレードと装備差が大きく感じます。
Bセグクラスとは言え新型車としてはもう少し質感頑張って欲しい所。#ヤリスグレード差 pic.twitter.com/kjtBL1zNpH— togari@クルマの魅力伝えたいブロガー (@togari11) March 17, 2020
ディーラー内にはヤリスのベースグレードになるXが展示されていました。
上位グレードから更に差別化されたライト類・ィスプレイ・内装の質感までかなり簡素な仕上がり。
メーカーとしては需要を見込んでのラインナップだと思いますが、新型車のクルマとしては厳しい質感です。
トヨタ ヤリスZ インスタ動画
[arve url=”https://youtu.be/D2FIUkXXhp0″ /]ヤリスZグレードのエクステリア・インテリアをまとめたインスタ動画をどうぞ!
エクステリアの立体的な造形やインテリアの質感が参考になれば幸いです!
最後にトヨタ ヤリス試乗レビューの紹介です!
トヨタ ヤリスZ 試乗レビュー
始めに試乗車両のスペック紹介です。
試乗車両スペック
TOYOTA YARIS Z 2WD
全長 | 3,940mm |
全幅 | 1,640mm |
全高 | 1,500mm |
ホイールベース | 2,550mm |
車両重量 | 1,020kg |
搭載エンジン | 1.5L直列3気筒ダイナミックフォースCVT |
最大出力/トルク | 120PS/145N・m |
駆動方式 | FF |
使用燃料/燃費 | WLTC 21.6km/L |
乗車定員 | 5名 |
車両本体価格 | 159万円 |
今回は市街地走行での試乗レビューになります。
それでは試乗開始です!
出足の軽快感
エンジン始動後、市街地を出たファーストタッチは、
「クルマがスッと動き出す軽快感」
トヨタヤリスは車重1トン弱と軽量ボディーの利点が直ぐに効果を発揮します!
アクセルレスポンスは強い剛性感とまではいきませんが、踏み込み量に合わせて加速が自然にリンクしている印象でした!
ステアも軽めのフィールで低速時の印象は意外にも取り回し易い操舵性。
軽量ボディーとCVTの安定感で力強さを感じた出足でした!
乗り心地は硬め
市街地を走行しながら道路の継ぎ目を超えると路面からの入力は身体にハッキリと伝えてきます。
標準の15インチでも乗り心地は結構硬め。
フロントシートでこの突き上げ感だとトーションビーム式の後席はもっと揺れを感じると思われます。
後席も乗る前提で検討する場合はダブルウィッシュボーンを採用しているハイブリッドモデルの方が賢明かも。
新型FITのマイルドな乗り心地と対称的な違いが大きく現れている部分です。
最近のトヨタ車だとTNGAプラットフォームの恩恵で突き上げを打ち消してくれるんですが、
ヤリスは足回りの硬さが目立ってしまう印象でした。
加速感の頭打ち
今回の試乗で強く感じた部分は中速域以降の加速フィールです。
試乗を続けていく中でアクセルを踏み込んでみたのですが、エンジンが直ぐに唸ってしまいます。
低速域以降は加速感の頭打ちをかなり感じました。
ステアフィールもスポーツハッチとしてのキビキビした操舵性は感じられず速度が上がっても応答性は弱い状態。
ヤリスの迫力あるエクステリアをイメージするともう少しドッシリ感が欲しいところ。
ガソリンモデルにはドライブセレクトが装備されていたのでスポーツモードも試しましたがレスポンスの大きな変化は感じられませんでした。
街中を流れに沿って運転するには不足を感じない動力性能だと思いますが、
走りを楽しむスポーツハッチとしての動力製性能は力強さがもう少し欲しい所です。
ハイブリッドモデルはモーターアシストや足回りの強化が行われているのでこっちが本命グレードなのかも。
自分の期待値が高過ぎていたのかもしれないですが、少し物足りなさを感じる試乗となりました。
以上で試乗レビュー完了です!
まとめ
先代のヴィッツからグローバルネームへ車名変更して発売されたトヨタ ヤリス。
大胆なエクステリアデザインでスポーツハッチへの路線変更した思い切りの良さは高く評価出来ると思います!
一方でインテリアや動的質感では多少割り切りを感じる部分も感じてしまいました。
今回はガソリンモデルの試乗取材でしたが、市場で評価の高いハイブリッドモデルも機会を作って体感してみようと思います。
当ブログではいつもお伝えしていますが、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
コンパクトクラスをパーソナルユースに仕上げたスタイリングが個性の強い1台。
ご興味を持たれた方は、トヨタ ヤリスの魅力をお近くのトヨタ・ディーラーで是非体感してみて下さい!
クルマの購入を検討中の方はクルマの下取りを検討されていると思うのですが、
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次回の予告
次回の魅力を紹介するクルマは、
「最近続いていますが引き続き国産コンパクトクラスを試乗しました!」
クロスオーバーモデルとして印象をガラリと変えたコンパクトハッチの試乗レビューをお伝えします!
お楽しみに!
今後もクルマの魅力を伝えるブログを発信して、試行錯誤しながらより分かりやすいコンテンツを目指そうと思っています。
今回の試乗記事で95記事目のアップとなりました。
目標にしていた100記事まであと少し!
引き続きよろしくお願い致します!
最後まで読んで下さりありがとうございました!