国内モデルとコンセプトが違う?
こんにちは。togariです!
今回のブログテーマはこちらです。。
MAZDA CX-90デザインの秘密に迫る!
マツダの次世代フラッグシップSUVとして登場したCX-90!
北米を中心に販売される次世代ラージ商品群のトップモデルは、どんなコンセプトでどのようなデザインが取り入れられたのか考察して行きたいと思います!
先日伺ったマツダミュージアムでは、
CX-90商品主査・チーフデザイナーによるトークセッションが行われました
セッション内では社内向けに作成されたCX-90のプレゼン動画やここでしか聞けない内容盛り沢山の内容♪
実際CX-90の開発に携わっている方の話をお聞きすると、
日本で販売されている次世代ラージモデルとはコンセプトが違う点もいくつか。。
今回はお聞きした内容を取り込みながら、次世代ラージCX-90の秘密に迫るゆるーい記事ですので最後までよろしくお願いします!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
CX-90 デザインコンセプト
凛とした風格
はい。カッコ良過ぎ♪
CX-90のデザインコンセプトは、
-Dignified Beauty-
-凛とした風格-という意味合いを持ちます。
どっしりした佇まいと伸びやかなボディーラインを持ったフラッグシップCX-90。
現行マツダ最大のボディーサイズと美しい魂動デザインの美学に基づいた次世代ラージSUVです!
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CX-90ガソリンターボ・PHEVモデルの詳しいレポートは以前アップしたブログもチェックしてみて下さい!
デザイン考察の前にCX-90パワートレイン採用の背景を見て行きましょう。
CX-90の搭載パワートレインは、
- 3.3L直6ガソリンターボ
- 2.5L直4PHEV
北米市場に導入されたパワートレインについて考察します!
何故PHEVなのか
北米BEV市場の現状
マツダはカーボンニュートラルの実現に向けて電動化への取り組みを3フェーズに分けて段階的に計画しています。
2022-2024年にあたる現在はフェーズ1″開発強化期間”となっています。
各自動車メーカーから専用BEVモデルが発売されるなか、CX-90のパワートレインを決定した理由についての話がありました。
アメリカ本土のBEV生活は充電スポットを探しながら運用しているのが現状。
よって充電切れの心配が無いPHEVを選択しました。
北米と言えば世界的にBEVのシェアを伸ばすテスラの本拠地がありますが、現状インフラ整備はそこまで進んでいないのでしょうか?
日本と国土の広さは比較になりませんが、インフラ整備はかなり先を行ってると思っていました。。笑
マツダは日本国内と世界各国でBEVモデルMX-30EVを販売中。
続々とカーボンニュートラルモデルが発売されるなか、本格的な専用BEVリリースに慎重な姿勢を感じます。
長期計画では2030年にフェーズ3としてバッテリーEV本格導入予定。
やはり専用BEVとしてのリリースはまだ先になりそうですね。
FR機構の次世代ラージとはいえ、
3m超えのロングホイールベースのCX-90に大型バッテリーを搭載するとフルサイズBEVに対抗出来そうなポテンシャルを持っていそう。。
SUV以外の専用BEVモデルに期待したいところですが、グローバル展開を考慮すると世界中で販売が広がっているCX-90にBEVモデル追加の可能性もありそうです!
CX-90は北米の広い国土とインフラ整備の観点から、
パワフルにロングドライブを楽しむ直6ガソリンターボ
内燃機関との両立を実現するPHEVモデルの2本立てを導入した背景があるようです。
続いてCX-90エクステリアのヒミツに迫ります!
次世代ラージとオーバーハング
北米で販売するには
次にCX-90チーフデザイナーの方からエクステリアデザインについての話がありました。
CX-90は国内販売されているCX-60をよりグラマラスにした3列シートSUV。
北米ではミドルサイズSUVのカテゴリーに位置する車両ですが、
北米で販売するには見た目のインパクトが重要。
車内が広く見えないと検討車種に入らない。
マツダの美しいデザイン技術を注ぎ込んでも、フルサイズモデルが多く販売される北米では車内が広く見えないと販社へも足を運んでくれないそうです。
そこで、
北米で販売展開する為にCX-90に追加されたデザインコンセプトが、
次世代ラージとオーバーハングの関係。
伸びやかなFRレイアウトが美しい次世代ラージ商品群ですが、北米モデルは日本向けモデルとコンセプトが変更されています。
先に北米で販売されているCX-9のサイドデザインをご紹介。
オーバーハングとはタイヤの中心から外側にはみ出した車体部分を指す用語です。
クルマのサイドビューを決める重要なデザイン要素ですが、
CX-9は前後オーバーハングを同サイズで設定。
魂動デザイン的には流麗で美しいラインを描いていますが、外から見た印象は3列目シートが狭い印象も。。
CX-90は北米で売る為にオーバーハングのデザインを変更したそうです。
リア・オーバーハングを延長し車内が広く見えるデザインに。
-新旧フラッグシップ対決-
フラッグシップを比較すると世代によってデザインの方向性が大きく変わっています♪
-国産ラージ対決-
国産FFプラットフォーム比較はドローでしょうか?
-次世代ラージ対決-
CX-60もリア・オーバーハングが若干長い様な気がします。
リア側を伸ばす手法は次世代ラージ商品群でデザイン統一されているようですね♪
FRらしさを表現するロングノーズが特徴的な次世代ラージ商品群ですが、販売地域やサイズによってデザインコンセプトを変えている点も面白い♪
国内販売が期待されるCX-80のオーバーハングにも注目ですね!
次世代大型モデルは乗り心地が違う?
ピッチセンターが後退
ここからはオーバーハングの話を聞いて個人的に感じた事なんですが、
次世代ラージCX-60の登場時に賛否を呼んでいた足回りのセッティング問題。
国内販売されているCX-60とCX-90では乗り心地が違うんじゃないかと思っています。
後方に寄せられたピッチングセンターが次世代大型モデルは変わってくると予想。
CX-60は4WDとFRで設定変更されていたように、リアサスの取り付け角度やピッチングセンターを変更してくると思います。
マツダから発表されている次世代ラージSUVを二つに分けてみると、
- CX-60・CX-70
- CX-80・CX-90
国内販売が予定されるCX-80は大型モデルCX-90と同類の足まわりに仕上げてくると予想します!
CX-60とは違った乗り心地の変化に期待したいですね!
最後のテーマはパッケージングについての考察です。
3列SUVのターゲット層の違い
北米の3列目需要
次世代ラージ初の3列SUVとして発売されたMAZDA CX-90。
日本国内では優れたパッケージングの3列車両CX-8がロングセラーモデルになっています。
北米市場にも3列シートのSUVが多く発売されていますが、北米でマツダが狙うCX-90のターゲット層は。。
子供達が放課後クラブチームの練習へ行く為の多人数乗車
日常使いで子供達を送迎する奥様が運転するモデルの狙いもあるそうです。
送迎車がCX-90とはなんとも羨ましい北米キッズ達w
ミニバンが普及していない北米市場では使用目的のターゲットが日本とは違うようです。
CX-8はミニバンに対抗する多人数乗車SUVとしてのコンセプトを強調。
北米市場とは使用ターゲットがすみ分けられている気がします。
CX-8の3列目シートは身長170cmを想定して幅広い体格に対応。
日本で扱いやすいボディーサイズと室内空間のバランスの高さは3列SUVのなかでもトップクラスでしょう!
一方CX-90は室内幅・室内高さ共にCX-9よりも大きく拡大されたとの事ですが、
北米市場をターゲットにして前席・後席にゆとりを持たせたパッケージになっていると思われます。
FRレイアウトが採用されFFモデルよりも足元スペースが狭くなるなどの弊害も発生していますが、
国内モデルも次世代ラージとして乗員が快適に過ごす事が出来るパッケージングに期待したいですね!
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改めて動画をチェックすると次世代ラージ商品群の新しい発見が見つかるかも⁉
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今回は以上で完了です。
最近記事を仕上る時間が取り辛くなり、いつものボリュームに戻るまで暫くお待ち下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました!