シフトフィール大幅改善【新型レヴォーグSTIスポーツR】雨の公道試乗レポート

2.4Lターボ搭載!新型レヴォーグSTIスポーツR EX試乗レポート

ターボ特性よりもシフトフィールが素晴らしい!

こんにちは。togariです!

新年度も始まり過ごしやすい季節になりましたが、今回紹介するクルマはこちらです!

新型レヴォーグSTIスポーツR EX試乗レポートをお伝えしたいと思います!

“R”の名を持つ2.4L直噴ターボを搭載した国産スポーツワゴンを体感!

雨の公道試乗となりましたが、CVTとは思えない切れ味抜群のシフトフィールに驚きです!

スポーツカー並みの動力性能とワゴンの実用的なスタイリングを持ったトータルバランスの高い1台♪

そして、

電子制御ダンパーの走りを初体験!

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新型レヴォーグ・ノーマルグレードには以前試乗させて頂いていますが、電子制御ダンパー搭載モデルは未体験。

この機会をずっと待ってました!

スポーツカー並みの動力性能と実用的なワゴンスタイルを持つトータルバランスの高い1台!

“スバル新型レヴォーグSTIスポーツR EX”の魅力に迫ります!

当ブログではクルマを実際に見て感じた感覚を大事にしたいと思っています。
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!

取材ディーラー紹介

今回取材させて頂いたディーラーさんは、

山口スバル周南店さんです。

 

ありがとうございました!

地元に根付いたサービスを展開される山口スバル正規ディーラーさんです!

駐車スペースには大型ルーフが設置されて雨を気にせず来場出来ます♪

今回初めての取材になりましたが、快く快諾して頂けました。

こちらのディーラーさんには話題のアノ車も配備されています!

 

WRX S4 STI Sport R EX

https://www.yamaguchi-subaru.co.jp/syunan

話題の新型WRXS4の試乗車を配備!

イグニッションレッドのボディーは樹脂パーツのアクセントがスポーティーでより厳つい♪

同型エンジンを搭載したスポーツワゴンとセダンを乗り比べ試乗も出来ますのでお近くの方は是非!

それでは新型レヴォーグSTIスポーツRのモデルスペックから見て行きましょう!

待望のターボモデル追加

昨年カーオブザイヤーを受賞し高い評価を得た新型レヴォーグ。

今回の試乗車は、

レヴォーグSTI スポーツR EX /車両本体価格477万円

レヴォーグの最上位グレードにスバルを象徴する”WRブルーパール”との組み合わせ!

当日は雨模様でしたが、赤みを加えた鮮やかなブルーは街中がサーキットに変わるレーシングカラーが魅力的!

レヴォーグの最上位モデルとしてライバルと比較すると、

モデル搭載エンジン車両本体価格
レヴォーグSTI Sport EX1.8L直噴ターボ409万円
レヴォーグSTI Sport R EX(試乗車)2.4L直噴ターボ477万円
ゴルフヴァリアントeTSI R-Line1.5L直4ターボxマイルドハイブリッド395万円
508SW GT1.4L直4ガソリンターボ556万円
500万円に迫るSTIスポーツRは輸入車ワゴンと肩を並べる価格帯になっています!
2.4L DOHC 直噴ターボ”DIT”

待望の2.4L直噴ターボ搭載!

こころなししかインタークラーも大きく見える気がw

STIスポーツRは次世代CVTとして開発されたリアトロニックを搭載せず、”スバル・パフォーマンストランスミッション”という新型変速機を採用。

いかにもスポーツモデルらしい名称ですが、シフトアップ性能はかなり優秀な仕上がりでした!

肝心のエンジン性能も大幅に向上。

車種/スペックSTI Sport EXSTI Sport R EX(試乗車)
搭載エンジン1.8L直噴ターボ2.4L直噴ターボ
最高出力177ps275ps
最大トルク300N・m375N・m
使用燃料/WLTC燃費レギュラー/16.5km/Lハイオク/13.1km/L

300ps近い出力を持つハイスペックワゴンは、

ライバルが参入して来ないジャンルでスバルのポジションを確立。

一方で,

STIスポーツRはハイオク仕様モデル。

1.8Lモデルのパワー不足を感じた方へのハイスペックモデルな訳ですが、所有するには燃費との闘いも覚悟ですねw

サイドにはボンネットダンパーと分厚いフェルトを装備。

新型アウトバックには装備されていませんでしたが、遮音・ボディー剛性がより高められています!

レヴォーグSTIスポーツR エクステリアレポート

見た目の違い

新型レヴォーグSTIスポーツRのエクステリア専用装備は、

  • 225/45Rタイヤ&18インチアルミホイール
  • STI Sport フロントグリル
  • STI フロントバンパー
  • STIロゴ入り大型マフラーカッター

1.8Lモデルとの差別化された特別装備は有りません。

見た目の違いの無い点が1番惜しいポイント。

価格差も大きい為せめて専用エンブレムだけでもあると良いのですが。。

GT-H

ノーマルモデルのエクステリアと比較するとSTIモデルと意匠に違いも分かりますので、改めてチェックしたいと思います!

STIスポーツRエクステリア専用装備

STI Sport フロントグリル

ヘキサゴン形状のフロントグリル内には専用STIバッヂを装着。

最近はスポーツカーでも見掛けなくなったアクセントバッヂはトレンドが1周回ってカッコ良いかも♪

STI フロントバンパー

フロントマスクは直線的なデザインを採用してシャープなスタイリングに。

“ボールダー”と呼ばれる次世代スバルを代表するデザインアイコンですが、個人的には少しメカメカしい様な印象も受けます。

特徴的なエアインテークもスバルがこだわっているスポーツマインドの証。

最近はめっきり見掛けなくなりましたね。

伝統のワゴンスタイル

伝統のワゴンスタイルが継承されたサイドデザインはカッコ良いと思いますw

リアへ向かって伸びやかなキャラクターラインを描くボディー構成がワゴンスタイルの魅力♪

フロントオーバーハングも短く取り回しやすい理想的なデザイン♪

225/45Rタイヤ&18インチアルミホイール

タイヤ&ホイールはスタイルより乗り味を重視した18インチ仕様。

大径化を進めず車体に合ったタイヤをセレクトししてくる所がスバルらしい♪

改めて見るとフェンダーにもヘキサゴンデザインが取り入れられています。

玄人好みのデザインだなぁw

サスペンションには専用のZF社製電子制御ダンパーを装着!

こちらは後程試乗編でゆっくりと♪

ブルーカラーのワゴン

togari
カッコよ♪

リアフェンダーの張り出しがどっしりしたスタンスを生むリア。

鮮やかさと力強さがコラボしたブルーカラーのワゴン良いですね♪

リアテールもフロント同様にコの字デザインを採用。

STIモデルはガーニッシュにブラック加飾で質感アップされています♪

※訂正 全グレードブラック加飾されて質感アップ!

カッコいい。。

メカメカしいとか言ってしまいスミマセンw

マフラーは漢気の左右2本出し仕様!

エンジン出力アップのターボモデルはエキゾースト音も気持ち良い♪

STIロゴ入り大型マフラーカッター

1.8Lモデルより若干マフラー径が太いらしいですが自分には分かりませんw

フラットラゲッジ

スバルのラゲッジルームはどのモデルを選んでも間違いない定評がありますので、レヴォーグの荷室も問題無しです♪

床面がホントにフラットw

後席は3分割可倒方式が採用されていますので機能性は抜群♪

底面には広大なアンダーラゲッジが。

マイ30は車検証しか入らないのにw

スペアタイヤを装着するスペースではありますが、荷室にプラスされる積載性の高さは大きな武器です♪

どっちがタイプ?

最後は定番のコラボショットでエクステリアチェック完了♪

続いて内装レポート行きましょう!

新型レヴォーグSTIスポーツR内装レポート

ボルドー内装

内装デザインは先に発売された1.8Lモデルと違いは有りません。

巨大な縦型ディスプレイにボルドー内装をあしらったハイテクモダンなインパネ♪

STIスポーツRフロントシート

ボルドーカラーを配したスポーツシートを採用。

スバルのシートは肩口部分が大きくデザインされているので揺れに対しても身体をガッチリサポートしてくれます♪

運転席は自動後退機能を装備。

スポーツワゴンと言えど高級車の様なおもてなしです♪

今回からサンルーフもオプション装備可能になりましたが、試乗車は装備無し。

ヘッドレストの型押しSTIロゴがカッコいい♪

サイドシルは外側に張り出している為、乗り込みはしゃがみ込む様な体勢に。

新型アウトバックと同じく、シートリフターの作動範囲が広い為スポーツ走行向けのローポジションにも対応♪

左足置き部まで装備されたアルミペダル類は流石の質感です!

物理スイッチとトレードオフ

ステアリングは先代と同じくD型シェイプデザインを採用。

握り径が太目でダイレクトなハンドル捌きが楽しめます♪

次世代スバルになってから物理スイッチが廃止され操作性が悪くなった意見もありますが、

ステアリングスイッチに集約された操作スイッチでトレードオフじゃないかな♪

手元で切り替え可能なドライブセレクトスイッチは全国産車ユーザーの憧れ装備ですw

スポーツRモデルの専用演出

現行国産車でトップクラスの解像度を誇るフルデジタル液晶ディスプレイ。

金属質を表現した2連メーターの中心には安全運転支援の情報が一目で認識出来る視認性の高さもキープ。

現行国産車のなかでは頭ひとつ飛び抜けた仕上がりです!

もちろん全画面地図表示も可能!

縮尺は変更出来ませんがグラフィックもかなり頑張ってる!

STIスポーツR専用演出としてブーストゲージを表示可能♪

これはカッコいいわw

デジタル化されてもスポーツマインドを忘れないスバルらしい意匠デザインです!

11.6インチ縦型ディスプレイ

インパネの中央には巨大な縦型ディスプレイを装備。

新型アウトバックやWRXS4も同型デザインのディスプレイが装備されています。

オーナーさんの話ではモデルによってタッチ・ディスプレイのレスポンスに違いがあるとか無いとか⁉

[arve url=”https://youtu.be/Pz9oReJcO3Y” title=”【サファイアブルーパールの魅力】スバル新型アウトバックX-BREAK内外装をチェック!” description=”スバルのフラッグシップモデル新型アウトバック 美麗カラー”サファイアブルー・パール”とX-BREAKの組み合わせがヤバい仕上がりです!” upload_date=”2022-03-07″ thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/Pz9oReJcO3Y/default.jpg” loop=”no” muted=”no” /]

縦型ディスプレイの詳細については以前新型アウトバック動画でレポートしていますのでお時間ある時に是非♪

シフトレバー周りもスバルらしいスポーティーなデザインの仕上がりです♪

新型アウトバックに採用出来ないワケ

新型レヴォーグに装備されているデジタルインナーミラー。

カメラで撮影された画像をルームミラーに表示する快適機能です。

先日レポートしたフラッグシップの新型アウトバックには装備されていないのですが、

これには構造的な理由もあるみたいです。

詳しい仕組みは分からないのですが、

ルーフに装着されたシャークフィンアンテナと関係があるみたい。

新型アウトバックはルールレールと干渉する為なのか、リアガラスにラジアルアンテナを埋め込んだ仕様のせいでデジタルインナーミラーが装備出来なかった様です。

確かにトヨタや日産のデジタルインナーミラー装着車はルーフにアンテナが装備されています。

という事はシャークフィンアンテナが装備されていないマツダ車はデジタルインナーミラーが装着出来ないのでしょうか⁈

話変わってしまいスミマセンw

新型レヴォーグには装着可能ですのでご安心下さいw

本格ワゴンの後席レポート

後席もボルドーカラーを使用した高級感ある仕上がり!

シート厚の高さから乗り心地も良いんじゃないかと!

今回後席試乗は出来ていませんがw

コンソールには左右独立シートヒーターと充電ポートを完備♪

ドリンクホルダーもしっかり加飾されています!

クルマ造りに対するメーカーの姿勢が現れた良いポイント♪

そしてセンタースルー可能の実用性ですよ!

ラゲッジにプラスする形で展開性の高さがワゴンの強さです!

それでは試乗レポート行きましょう!

新型レヴォーグSTIスポーツR試乗レポート

車両スペック

SUBARU LEVRG STI Sport R EX

全長4,775mm
全幅1,795mm
全高1.500mm
ホイールベース2,670mm
車両重量1,630kg
搭載エンジン2.4L直列4気筒DOHCターボ
最大出力/トルク275ps/375N・m
駆動方式AWD
使用燃料/燃費ハイオク WLTCモード 13.1km/L
車両本体価格477万円

今回は営業さんと同行して市街地-バイパス道-市街地の順でドライブコースを体感!

それでは試乗開始!

ターボよりもシフトフィール

走り出しはコンフォートモードで市街地走行を開始。

待望のターボモデルのファーストインプレッションは、

シフトフィールがめっちゃ鋭い!!

排気量を増やしたターボトルクも強く感じられるのですが、低速からのシフトアップが鋭い程に速い。。

刷新された”スバルパフォーマンストランスミッション”は、

8速ATだと言われても分からない位ダイレクトなシフトフィールを見せてくれます!

これホントなんですw

CVT特有のもっさり感は皆無。

これでまだコンフォートモードとはどれだけパフォーマンス見せてくれるんですかw

STIスポーツRの本領はターボではなく切れ味鋭いシフトフィール!

雨模様でも感じる遮音性能

雨が降りしきるなか市街地走らせて行きますが、車内に入るノイズを綺麗にシャットアウト。

天井のライニングも防音効果が見られ、水しぶきからのタイヤが巻き込む音も巧く抑えこまれています。

新採用されたプラットホームの遮音性・剛性力の高さを感じる事が出来ました。

ワゴンボディーの後方からは軽快な排気音を響かせてまた良き♪

一方でコンフォートモードのステアフィールとサスペンションのストロークはマイルド方向に寄った印象。

アクセルをゆっくり踏めば2,000回転以内で収まるゆったりした乗り味も良いのですが、スポーツワゴンしてはもう少し強めのトラクションが欲しくなってしまいます。

電子制御ダンパーの威力

バイパス道へ入りましたのでドライブセレクトをスポーツ+に変更。

電子制御ダンパーを搭載したドライブセレクトは各カテゴリー内では固定式で変更出来ない仕様でした。

  • パワーユニット
  • サスペンション
  • ハンドリング
  • AWD制御

全てのモードがスポーツに引き上げられます。

バイパス道で徐々に速度を上げて行くと。。

togari
これぞスポーツワゴン!
シフトアップは更に切れ味を増し、車体との一体感がより高まる♪
足回りはガチガチに固められながらも、ダンパーストロークが素早く収束しくれるので不快感を感じさせません。
欧州メーカーは続々電動化が進み無音で加速するEV特有の走り味が主流になっていますが、内燃機関の加速度を増すドライブフィールはやっぱり魅力的♪
フル加速も一瞬試みましたが、シートに背中が付く位の爆発力をもってますw
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以前同じコースでゴルフ8ヴァリアントをフル加速した際は一瞬ターボラグを感じたのすが、
レヴォーグはキックダウンも俊敏なので高速走行性能もかなり高い仕上がりかと!
ウェット路面でこれだけ挙動の乱れを感じさせないのはスバルがこだわるAWD制御の賜物ですね♪

個人的に印象的だったのはステアフィールの変化でした。

スポーツ+はフロントヘビーに変化してディーゼルモデル特有のぶん回し感が味わえます♪

少々語弊がありますが、ハンドリングがどっしり安定してくるので高速域でもライントレースが掴みやすい。

ハンドリングの味付け加減はマツダのドライブフィールと通じる所がありますね♪

気になったポイントは?

全体的な動的質感はトータルバランスが高いレベルのレヴォーグSTIスポーツR。

気になるポイントは?と言えば、

リアサスのバタつきでしょうか。

まだ試乗出来ていないので一概に言えませんが、同型エンジンを積むWRXS4はショートボディーセダン。

ワゴンボディーのレヴォーグはコーナリング時にリアサスがバタつく様な挙動を感じます。

今回は前席2名乗車でラゲッジに何も積んでいない状態でしたので、後席や荷室に荷重が掛かると落ち着くんじゃないかと思われれます。

いやー。STIモデル楽しかったです♪

先代モデルよりも価格帯は上がってしまいましたが、ステア握るとそんな事忘れてしまう位のポテンシャルを持った1台でした!

以上で試乗レポート完了です!

スポーツワゴンの生き残る道

SUV人気に押されて一段と縮小されるステーションワゴン市場。

海外メーカーでは電動化と絡める事で生き残る道が確保されていますが、国内市場は今後の存続が危ぶまれる危機状態です。

そんな中でスバルが出した答えはハイパワーエンジンを搭載したスポーツワゴンの復活。

先代からの価格上昇をみてもお求めやすい価格帯とは言えないですが、スバルの技術と実用性が詰め込まれた魅力的な1台だと思います!

当ブログではいつもお伝えしていますが、

クルマの魅力は自分で体感してナンボ!

積んで走れる万能ワゴンをお近くのスバル・ディーラーで1度体感してみて下さい!

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次回の予告

“今年も桜満開です♪”

納車1年を迎えて愛車との写活も楽しくやっていますが、新年度から本業が忙しく取材が出来ていません。。

そう。

いわゆるネタ切れ。。

現場取材をモットーにしているブログだけにいつも読んで頂ける方には申し訳ないのですが、次回は蔵出し案件を記事化したいと思いますw

次回はこちらのクルマの内外装レポートを仕上げたいと思います!

大注目のアノ新型車発表直後なんですが、来週も頑張って書きますw

お楽しみに!

今後もクルマの魅力を伝えるより良いコンテンツを目指して行きますのでまた遊びに来て頂けると嬉しいです!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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