電動化を着実に進める北欧コンパクトSUVを体感!
こんにちは。togariです!
今回紹介するクルマは、
VOLVO XC40 Recharge!
カーオブザイヤーを受賞したコンパクトシティーSUVに電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリットモデルを試乗して参りました!
VOLVOとしては来年2021年モデルよりガソリン・ディーゼル等の内燃機関モデルを廃止する事が決定。
近い将来VOLVO全モデルで電気自動車化する事が発表されています。
モータ走行による先進的な走りも魅力だったんですが、気になる点も感じられました。
電動化を進めていくVOLVOのコンパクトSUV XC40 Rechargeの魅力に迫ります!
ディーラー紹介
今回試乗させて頂いたディーラーさんは、
ボルボ・カー広島大洲さんです。
ありがとうございました!
幹線道路に面したVOLVOカラーの建物が目印のディーラーさんです!
以前何度か試乗取材に伺わせて頂いていたのですが、今回1年振りに伺せて頂きました!
ディーラー内にはVOLVOのフルラインナップの試乗車が配備されています。
今回試乗に伺って感心したポイントは、
どの試乗車も内装の足元まで非常に綺麗な状態でした。
色々なディーラーさんで撮影させて頂くんですが、足元まで綺麗にクリーニングされているお店って以外に少なく感じます。
クルマって高い買い物なのでこういった配慮はユーザーにとっても嬉しいですね!
お近くの方は是非!
それではXC40 Recahargeのエクステリアからチェック!
XC40 Recharge モデルスペック
モデルスペック
「安定の塊感は変わらずのカッコ良さ!」
今ではトレンドになっているSUVのツートンカラーを早くから取り入れていたXC40ですが、ワントーンカラーもなかなかの仕上がりです!
ボディーカラーは、デニムブルーメタリック。
デニムを連想するソリッドな色合いにメタリックの艶感を組み合わせた北欧譲りのオシャレなカラー。
実際見た印象はメタリックの艶感がボディーラインをより際立つ仕上がりです!
XC40 Rechargeのボディーサイズは、
全長 | 4,425mm |
全幅 | 1,875mm |
全高 | 1,660mm |
ホイールベース | 2,700mm |
全長は4.5mを切るコンパクトなサイズ感ですが、全幅は1,875mmとワイドボディーのどっしり感が特徴的。
コンパクトなんだけど立体駐車場ではサイズアウトになってしまう部分はデザイン性と引き換え。
今回試乗したモデルの正式な名称は、
XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 inscription
長いっすw
XC40初登場になるプラグインハイブリッドモデルは、上質な加飾が標準された上位グレードインスクリプションだけのワングレード展開になっています。
今回内装もゆっくり見させて頂いたんすが、デザイン性・質感共に他のメーカーとは違う上質感を改めて感じました!
搭載されるパワートレインは、
新開発の3気筒1.5L直噴ターボエンジンに電気モーターを組み合わせモーター走行を可能にしたプラグインハイブリッド仕様。
他のPHVモデルと違い、搭載エンジンはダウンサイズされ2WDを介した7速DCT仕様です。
パワー&エコが両立された圧倒的なパフォーマンス性能はライバル不在の存在感! こんにちは。togariです! 今回紹介するクルマは、 TOYOTA RAV4 PHV!! 遂に念願の試乗へ[…]
前回紹介したTOYOTA RAV4 PHVとプラグインハイブリッドのスペックを比較してみると、
XC40 Recharge | RAV4 PHV | |
バッテリー容量 | 10.9kWh | 18.0kWh |
EV走行航続距離 | 45.6km | 95km |
最大航続距離 | 560km | 1200km |
ハイブリッド燃費 WLTCモード | 14.0km/L | 22.2km/L |
使用燃料 | ハイオク | レギュラー |
数値上の性能は国産メーカーに軍配が上がりますね。
搭載されるバッテリー容量や使用燃料が違う点もありますが、
XC40はエコよりもパフォーマンス性を重視したスペックになっています。
ガソリンモデル販売終了
VOLVO XC40のグレード展開は、
XC40 B4 | 409万円 |
XC40 B4 Momentum | 479万円 |
XC40 B4 AWD Momentum | 499万円 |
XC40 B4 AWD R-Design | 539万円 |
XC40 B4 AWD inscription | 539万円 |
XC40 B5 AWD R-design | 589万円 |
XC40 Recharge Plug-in hybrid T5 inscription (試乗車) | 649万円 |
トップグレードに位置するXC40 Rechargeの車体価格は649万円!
なかなかのお値段がしますね。
同じモデル内でも価格差が200万以上もつく幅広い価格帯になっています。
SUV上位モデルに位置するXC60にも迫る価格がユーザーにどれだけ支持されるかがポイント。
VOLVOのプレミアブランド化を一層感じられるラインナップになっています。
XC40B4・B5モデルはガソリンエンジンとモーターによるアシストを行うマイルドハイブリッドモデル。
XC40としては内燃機関のパワートレインを販売終了してガソリンモデルは廃止されているようです。
ガソリンモデルはディーラー在庫されているクルマのみの販売になるそうで、検討されている方は急がれた方が良いかもしれません!
それではXC40 Rechargeのエクステリアをチェック!
XC40 Recharge エクステリアチェック
上質さと力強さを表現
今回は駐車場で撮影した為似た様なショットが多くてスミマセン。
コンパクトな全長にワイドボディーを持つXC40はモノトーンボディーの効いた強い印象が強いフロント。
都会派から郊外のアウトドアシーンにも似合いそうなオールラウンダーの様な雰囲気も感じます。
それでいてフロントグリルにはインスクリプショングレード専用のクロムメッキが装備され質感もしっかりキープ!
VOLVOのデザインアイコンになっているT字型ヘッドライトも特徴的です。
トールハンマー型ヘッドライトライト
T字型ヘッドライトは反転してLEDウィンカーになる仕様です。
ギリシャ神話の神様をモチーフにしたトールハンマー型ヘッドライトは個性的ですね!
ヘッドライトの光量が強いので遠くからでも存在感が凄まじいw
上位モデルと同じデザイン質感が保たれている点も好印象です!
リフレクションとの融合
「うわっ。カッコ良いな。リフレクション凄くないですか!!」
リアへと繋がるプレスラインとボディーの艶感が巧く融合されて高級車を思わせる雰囲気。
この色の出し方は国産車では真似出来ないスタイリングですね!
19インチタイヤ&ホイール装備
XC40 Rechargeには、5ダブルスポーク 7.5Jx19インチアルミ ダイヤモンドカット/ブラックが装備。
コンパクトクラスに19インチを装着された迫力の足元です!
サスペンションの動きは硬い印象でしたが、大径タイヤを履いても乗り心地は非常にフラットでした!
Recharge専用装備
フロント左側に給電ポートが装備されます。
充電方式は200V普通充電で2時間半から3時間の目安。
ショッピングモール等で充電設備があれば買い物中に満充電が行えそうなスペック。
もちろんバッテリーが切れた後はガソリンを利用してハイブリッド走行出来る利点がプラグインハイブリッドの魅力ですね!
DピラーにはInscrptionのグレードロゴが入っていました。
今後オーダーされる2021年モデルでは、”Recharge”ロゴに変更されるそうです。
先進的なリアデザイン
リアデザインは曲面ボディーを添うように大胆なリアコンビネーションランプが先進的な印象です!
リアエンドの曲面的なボディーラインと合わさる事で車体が大きく見える効果もありそう♪
相変わらず美しいVOLVOエンブレムの配置センスもごちそうさまでしたw
マフラーカッター内にマフラーが綺麗に収まっているデザインも素晴らしい。
エントリーモデルでも細かな部分まで手を抜かない仕上がりは所有満足度も高いポイントです!
北欧生まれのデザイン・ラゲッジ
XC40 Rechargeには電動テールゲートとキックオープンリアゲートが標準装備。
VOLVOのキックオープンリアゲートはセンサー感度が良いので使い勝手も優れてます。
ラゲッジスペースは通常モデルと同じく460Lを確保。
モーター床面に配置してもラゲッジを犠牲にしないメーカーの努力が見えますね。
後席に分割可倒は6:4方式なんですが、
中央には小窓が有って長尺物が収納出来る仕組みでした。
この部分は”スキーハッチ”と呼ばれているらしい。
なるほど!
北欧生まれのVOLVOらしい機能性の高さも魅力的です!
続いて内装をチェック!
XC40 Recharge 内装チェック
スカンジナビアモダン
柔らかさと高級感を感じる内装がスカンジナビアモダンの魅力!
チャコール/ブロンドの内装カラーは色使いと素材の組合わせがオシャレ過ぎます!
ドアトリムにはドリフトウッドという流木をイメージした素材が使用されていした!
上位モデルのXC60やV60にも使用されている内装材ですが、XC40でも使用されているのは嬉しいポイントです。
harman/kardonのプレミアサウンドシステムはXC60 Recahargeでは標準装備されています。
VOLVOシートの実力
人間工学に基づいたホールド性と上質な本革を使用したフロントシート。
今回改めて適度な硬さが身体に心地よく馴染VOLVOシートの実力を体感して参りました!
ホワイトに近いシートカラーはメンテナンスには気を遣いそうですが、車内のイメージはガラッと変わりますね。
運転席は8WAYパワーシート2メモリー式・助手席は8WAYパワーシートが装備。
シート座面を延長出来るエクステンション機能は輸入車の特権です♪
腿裏をしっかりサポートしてくれるので長時間ドライブも疲れ知らずの快適性です!
試乗車にはオプション設定になる電動パノラマガラス・サンルーフが装備。
コンパクトサイズでも解放感の高い居住空間を演出します!
シンプルな操作性が魅力
ステアリング本革巻き仕様になっていました。
スポーツグレード R-Designグレードに装備されていたパドルシフトはRechargeには無し。
ポイントはシンプル配置ののステアスイッチです!
左右対称にデザインされたスイッチはACCやレーンキープアシストがワンタッチで起動可能。
扱い易いシンプルな操作性が魅力的です!
こんにちは。 togariです! VOLVO XC60 D4試乗してきました! なんじゃこりゃー!スミマセンww ディーゼルの概念変わる! ディーゼルエンジンのネガティブ要素を払拭した素晴らしい仕上がりでした[…]
今回高速試乗は出来なかったのですが、VOLVOの安全運転支援機能”インテリセーフ”についてはこちらも参考にしてみて下さい!
大型タッチスクリーン
特徴的な9インチの大型タッチスクリーン。
最新の新型車でも採用が増えている液晶ディスプレイですが、VOLVOには早くから搭載されていました。
他のVOLVOモデル違う点は、ディスプレイが運転席側に僅かに傾けられて視認性が向上しているそうです。
音声認識機能も装備されていますが、認識能力はまだ改良が必要そうな印象。
機能を呼び出して操作する煩雑感は先進性とトレードオフです。
クルマのデザインを超えてる
シフトノブにはクリスタルガラスを採用!
このデザインをクルマの内装に持ってくる所がスカンジナビアモダンの魅力!
ずっと眺めてられそうですww
キーデザインはアンティーク調の独特な雰囲気を放ちます。
表面の触り心地も良いんですよ。
何気に置くだけでもインテリアになりそうな所有満足度を高めてくれます!
モダンな内装の中にコンビニフックを仕掛けるのはズルいですw
見た目の上質さだけでなく日常的にも機能的な装備が魅力的です!
続いて後席をチェックです!
後席の居住性チェック
後席シートも上質な本革が採用され質感としては申し分無し。
XC40は後席リクライニングが出来ない為、直角気味のシートは長時間で姿勢どうなのかが気になる所。
シート自体は後席でもしっかり造り込まれているので問題無いとは思いますが、後席を常時使用する方は確認すると良いポイント。
172cmのオッサンが座ると足元空間はコブシ2個弱といった所。
足先スペースが少し狭いですが、大人でもゆったり座れる居住性が確保されています。
センタートンネルが高めなので大人3名乗車は厳しそうな感じ。
前席と同デザインのエアコン吹き出し口や、左右独立のシートヒーターが装備され後席でも質感を落とさない仕上がりの良さが魅力的です!
後席もコストカットを感じない仕上がりも大きな魅力!
以上で内装チェック完了。
最後に試乗レーポートの紹介です!
XC40 Recharge 試乗レビュー
試乗車両スペック
VOLVO XC40 Recharge
ボディーカラー | デニムブルーメタリック |
全長 | 4,425mm |
全幅 | 1,875mm |
全高 | 1,660mm |
ホイールベース | 2,700mm |
車両重量 | 1,810kg |
搭載エンジン | 1.5L直列3気筒ターボxモーター 7速DCT |
システム最大出力/トルク | 180ps/265N・m/60ps/160N・m |
駆動方式 | FF |
乗車定員 | 5名 |
使用燃料/燃費 | レギュラー/WLTCモード22.2km/L |
EV走行距離 | 41km |
車両本体価格 | 649万円 |
今回は市街地走行での試乗レビューになります。
それでは試乗開始!
FF仕様でも強い足回り
エンジン始動するとバッテリーが充電されている状態で無音でシステムが起動。
クリスタルガラスのシフトレバーのスマートな操作性からは先進性をより強く感じます。
XC40のドライブセレクトは物理スイッチを採用してますが、ボタンが小さい為運転中には押辛い印象。
スイッチを押した後タッチパネル内で選択しなければならない為、直感的な操作は厳しそうです。
上位モデルになるとドライブセレクトはダイヤルスイッチが採用されている為、こういった部分はしっかり差別化されています。
XC40 Rechargeのドライブセレクトは5種類展開。
ハイブリッド | エンジンとモーターを適切に切り替え |
インディビジュアル | 細かなカスタムを行うモード |
パワー | エンジンを常時使用 |
ピュア | モーター走行を優先 |
オフロード | 悪路走行用 |
今回は新しく搭載された1.5L3気筒エンジンの動力性能も確かめる為、ハイブリッドモードを選択しました。
EVモードを保ったままアクセルを踏み込んで行くと、
踏み始めのアクセルレスポンスは少し重い印象です。
ガソリンモデルは踏み始めから軽快なレスポンスの良さが印象的だったので、Reghargeは車重が増加した影響が出ている様子。
加速を続けて更に速度が上がるとモーター走行のシームレスな加速感に安定!
今の所3気筒エンジンの主張は全く感じないですが、
リアからの踏ん張りが相当強いです!
FF仕様とは思えないない足回りの強さはバッテリーを搭載した低重心ボディーが効いてます。
19インチの大径ホイールの乗り心地も良好♪
サスペンションは硬めなんですが、強いボディー剛性で突き上げを打ち消してくれるので街中では常にフラットライド!
ロードノイズがかえって目立ってしまう静粛性の高さも感じられ、踏み始めの重さを除けば加速性能は好印象でした。
取り回し性を重視
低重心のがっちりした足回りに反して、ステアフィールは軽い応答性。
以前試乗した際はXC40はもう少しステアがどっしりしていました。
車体の挙動が不安定になる程の軽さではないですが、VOLVOとしては街中での取り回し性を重視する為の軽さみたい。
1.8トンの重量ボディーの足回りの強さを支えるには、もう少しどっしりした応答性が欲しく感じました。
試乗後に気付いたのですが、ディスプレイ内でステアリングの重さの変更が出来るモードが有りました。
これはRechargeだけに付いている機能?
こちらでハンドルの重さを高くするとステアがもっとどっしりしてくるのかもしれないです。
今回の試乗はデフォルト”中”の状態だとステアリングの応答性は軽く感じられました。
スムーズな切り替え
市街地を走行して高架下のトンネルに差し掛かったのでアクセルを踏み込んでみました。
「クオーーン!」
グっと車体が引き締まりトルクフルに坂道を上ってくれました!
この時ようやくエンジンが始動したのですが、始動が分からない程スムーズな切り替え。
車速が上がっていく事でプラグインハイブリッドのパフォーマンス性をより高く感じられました!
気になるポイントは
低重心ボディーと加速性能の高さは評価出来るXC40 Rechargeですが、
気になったポイントはブレーキフィールです。
ハイブリッドの回生ブレーキのクセが強いです。
ブレーキの感触が柔らかく、制動力が効いてくる位置がかなり踏み込んだ位置にあります。
信号待ちで前車に合わせてブレーキングするとぶつかりそうなヒヤッと感じる場面も。
VOLVO自体安全意識が特に高いメーカーだと思うので、特に気になってしまいました。
今回は市街地のみの試乗でしたので検討される方は色んなシーンで確認された方が良いポイントです。
最後はネガな印象が残ってしまったのですが、
以上で試乗レビュー完了です!
電動化を急ぐVOLVO
今回試乗させて頂いたXC40 Rechargeですが、
来年2021年にはピュアEV仕様のXC40が発売される事が決まっています。
そうすると価格の上昇は避けられません。
VOLVOとしては全モデルの電動化を進めており内燃機関モデルは販売終了していく方針。
各メーカーも続々EVモデルを発売する中で早くも激戦区に飛び込んだわけです。
VOLVOはディーゼルエンジンの出来が良かっただけに、ディーゼルハイブリッドモデルなんて出ないかなと期待してしまいます!
欧州の規制状況を見ると厳しいですねw
XC40 Rechargeについては気になるポイントもありましたが、
完成されたスタイリングと先進的な走りの面は評価出来る1台だと思います。
当ブログではいつもお伝えしていますが、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
お近くのVOLVOディーラーで是非体感してみて下さい!
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次回の予告
張り出す魅惑のリアフェンダーw
20年振りに復活した4駆コンパクトスポーツハッチを紹介します!
次回もお楽しみに!
今後もクルマの魅力を分かり易くお伝え出来るように試行錯誤しながらより良い試乗ブログを目指して参ります!
最後まで読んで頂きありがとうございました!