【5チャネル体制とマツダのカラクリ 】月間マツダミュージアム2024年9月号

マツダの●歴史⁉

こんにちは。togari です!

月跨ぎのレポートになりましたが今回のテーマはこちら!

月刊マツダミュージアム2024年9月号!

毎月第一土曜日にマツダミュージアムで開催される特別イベントをレポートします!

今回のテーマはマツダ5チャネル

バブル期にマツダが展開した5つの国内販売チャネルについての特別講演が行われました。

当時販売されていた貴重なマツダ車が特別展示され多くのマツダファンで賑わったマツダミュージアム♪

アンフィニ時代を含むマツダの5チャネルが残した功績とは?

togari
あー!!
マツダミュージアムでしか聞けないマツダ・カラクリの秘密も独占レポート!
今月もマツダミュージアムからお伝えします♪
当ブログではクルマを実際に見て感じた感覚を大事にしたいと思っています。
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!

マツダ5チャネル特別講演

国内販売5チャネルとは?

togari
間に合わん。。

トイレ行ったらシャトルバスが行ってしまった。。笑

マツダミュージアムへは広島本社からシャトルバスで移動しますが見事に乗り遅れました。。

土曜日開館日は15分間隔でミュージアムまで運行していますのでご安心下さい♪

エントランスにはマツダクロノスがお出迎え♪

マツダの最新車種が展示されるエントランスホールも今日は違った雰囲気の装いです♪

イベント毎にひな壇展示が変わるのも土曜日開館の楽しみ。

イベントテーマの5チャネル体制は以前マツダ百年史という書籍で解説されていますが、今回は百年史を編集された担当者の方による特別講演が行われました。
会場には当時を知るオーナーが多数来場していましたが、自分の様に始めて聞く方にも分かりやすく解説されています。

エキスパートもビギナーも楽しめるのがマツダミュージアムの醍醐味♪

尚今回は撮影可能という事でしたので会場の様子も含めてレポートします。

という事で特別講演がスタート。

先ずは国内販売5チャネルとは何ぞや?という事で担当者から分かりやすく説明が。

右上のマークが示す様に5チャネルとはマツダ国内販売店舗の系列を意味するみたいです。

各チャネルのコンセプトはこちら。

店舗によって客層ターゲットを絞った展開ですが、ひと昔前は何処の国産車メーカーも同じ様な感じでしたよね。

今でこそ全店舗全車種販売が当たり前になっていますが、ここでしか買えない車種の販売形態があって良い気もします。

  • MAZDA
  • MAZDAオート・アンフィニ
  • ユーノス
  • オートザム

各販売系列の詳しいブランド解説をお聞きする事が出来ました。

アンフィニやオートザムというネームは今もマツダ販売店舗の名前として残っていますよね♪

  • オートラマ/フォード

正直知らなかったオートラマ/フォード。

今でこそ考えられないですがマツダはフォードと企業提携して輸入車を販売していた時期があったそうです!

フォード時代に人気を博していたのがコンパクトハッチの”フォード・フェスティバ”

現行モデルで言うMAZDA2に当たるモデルでしたが当時かなりの売れ行きを記録したとの事!

30年以上前のモデルが綺麗な状態で展示されているのは当時のオーナーさんには堪らないかと♪

そう言えばtogari少年が中学の時国語の先生がフェスティバに乗っていた記憶が。。笑

輸入車を販売するとうチャレンジが良い方向に転じて当時オートラマは業績を上げて行ったそうです。

会場に来られたマツダエキスパートの方々はこの時代の話に興味津々な様子でした♪

興味津々なのはこの頃のマツダのリリースラッシュが凄かったみたい。

異常なリリースラッシュ

こちらは5チャネル時代と直近のリリース台数の比較。

商品改良モデルは含まず新型車のみでの比較になりますが、5チャネル時代38台に対して直近のリリースは9台のみと約4倍差。。

上下が同じメーカーとは思えません笑

バブル期は異常なまでのリリースラッシュでマツダの勢いがスゴイ。

なかでも1991年は新型車を年間11台発売するとかちょっとおかしいレベルです。。笑

ここ最近の直近リリース状況はOEMのフレアワゴンを除けば最新リリースは2022年のCX-60。

ここ最近のマツダはゆっくりしたリリース形態になっています。

今年でNDロードスターが発売10年を迎えた様に、最近のマツダ車は商品改良を重ねながら熟成していく手法が取られています。

車種によっては年間2回商品改良が行われるモデルもあり買い時のタイミングが難しいのも現状。

では5チャネル時代どの様な販売手法が取られていたか見て行きましょう!

当時販売戦略として掲げられていた計画が、

オフライン55とダブルブランド構想。

マツダの象徴となったロードスターの様にニッチな車種と販売車種の派生化が計画されていました。

当時マツダはミドルクラスセダンに注力しマツダブランド・クロノスを中心に各チャネル毎に派生モデルを展開。

V6エンジンを搭載し車幅を広げたミドルセダン群はSUV中心の現行ラインナップとは真逆の販売体形になっています。

当時からデザインが好評だったユーノス500。

魂動デザインとは違う高級感を感じるスタイリングですね♪

同時に各チャネル毎でパーツ共有化を実施。

スポーツハッチからセダンまで様々な車両でパーツを共通化し、エンジンからサスペンション・内装まで幅広い派生モデルが展開されています。

当時のラインナップを見ると乗り味の違いがめっちゃ気になる笑

多くの車種を販売しながら計画されたのが、

アップグレード戦略とプレミアム商品群の投入

高級路線に踏み切った戦略は今の次世代ラージ商品群と通じるものがある?

 

実際には当時SUVブームの先駆けになるRVブームと需要が合わず販売が振るわなかったそうです。

2代目センティアとして開発された幻のV12気筒エンジン。

ユーノス1000という車名で計画されていたフラッグシップのエンジンは今もマツダミュージアムに展示されています。

初代NAロードスターの功績が称えられるマツダ車ですが、

独自のクルマ造りにチャレンジした5チャネル時代のクルマ達があって今のマツダなんだなと実感。

実際の講演内容と少し違っているかもしれませんが、当時の5チャネルに興味のある方へ参考になれば幸いです!

続いては今月のマツダミュージアムをチェック!

今回もミユージアムでしか見られない独占展示が満載です!

今月のマツダミュージアム

ドリンクホルダーの工夫

世界中の地域で販売されるマツダのクルマ達。

内装意匠の中で使用頻度の高いドリンクホルダーは海外規格も考慮してデザインされているそうです。

日本じゃ考えられないサイズ感のアメリカ規格。笑

togari
これは?
こちらは前期・後期型で採用されたアテンザのドリンクホルダー模型。
ホルダー内のツメの形状が違うの分かりますか?

販売当時オーナーさんからある報告があり、後期型アテンザはホルダーデザインが変更されたそうです。

画面右が前期アテンザになりますが、

コンビニの紙カップを入れたところツメが強すぎて抜けなくなった事があったそうです。

前期の反省を踏まえて後期モデルではホルダー内のツメをソフトに変更して取り出せる仕様になったとか!

ホルダーのツメってホールド性と使い易さのバランスが絶妙ですが、マツダでは各車種毎にホルダー内のデザインを変えているそうです。

ちなみに一番複雑なドリンクホルダーはMAZDA3など7世代スモール群のドリンクホルダー。

奥まった場所にある為、スムーズに取り出せる様に苦労されたそうです。

普段何気なく使っているドリンクホルダーも開発の苦労が見える展示でした!

全CX-5オーナーを悩ませる。。

マツダの人気モデルCX-5全オーナーを悩ませるとある内装。

センターコンソールの肘置き短い問題。

CX-5はドリンクホルダーを挟んでの配置ですが、運転すると分かる悩ましい問題が。。

コンソールが短い為、肘が落ちそうになるポジションが辛いんです。。

以前からずっと気になっていたCX-5の位置関係を車両開発部の方にお聞きしてみました。

MTモデル採用の影響でコンソールが短くしている様です。

マニュアルシフトの操作時の誤操作を考慮したレイアウトらしい。

CX-5の現行モデルはMTモデルの販売を終了。

マツダの稼ぎ頭CX-5としてはなんとか改良して欲しいポイントです!

駐車券が戻る?マツダカラクリ初公開

続いては最新モデル次世代ラージ商品群から。

おそらく初公開になる?カラクリ機構についてご紹介します!

togari

ちょっと!!

このままではカードが隙間に落ちてしまいます。。

なんとこんな所にもマツダコダワリのカラクリ機構が!

コンソール内部はカードを掻き出してくれる構造!

誤って駐車券を落としてしまっても、ゆっくり戻せば駐車券が戻ってくるおもてなし機能!

これは初めて公になった機能じゃないでしょうか!

間も無く正式発売予定のCX-80にも同じ構造が採用されています!

マツダさんこういうのもっとプロモーションした方がいいですよ!

敢えて宣伝しないのがマツダらしくもありますが。笑

次世代ラージはシフト位置にもコダワリが。

CX-60にはエレキシフトが採用されていますが、シフトの位置が運転席に寄ったレイアウトになっています。

次世代ラージはマニュアルシフトが無くした事で配置の自由度が広がり、身長の低い方でも操作しやすく身体に近いレイアウトへ変更。

ドラポジにこだわるメーカーらしい設計ですね!

センターコンソールの開閉についても世代モデル毎に楽に扱える様な工夫を採用。

クルマのデザインや乗り味も重要なポイントですが、所有した後に便利と感じられる気配りがなんともマツダらしい♪

センターコンソールの追及は今も続いているそうで、

現在は次世代ラージモデルの観音扉を同時に開けた際に左右のスピードを揃える機構を目指しているのだとか!

揃ったら気持ち良いとは思いますがマツダのコダワリが強すぎる笑

普段使う何気ない部分にもマツダは人間工学に基づく扱い易さと高い品質をマツダは目指しています!

以上でレポート完了です!

月間マツダミュージアム2024年9月号

マツダの黒歴史とも呼ばれる5チャネル体制。

当時の背景を知る事でチャレンジを続ける今のマツダが見えて来た気がします。

当時のマツダを知るエキスパートオーナーも最近マツダファンになったビギナーオーナーも楽しめるマツダミュージアムのイベントが今後も楽しみです♪

マツダミュージアムでは年末から改修工事が予定され見学不可の期間もある様ですのでご都合を合わせて是非!

次回の土曜日特別開館は2024年11月2()

マツダミュージアムだけのエクスクルーシブなイベント満載ですので参加してみて下さい♪

当ブログではいつもお伝えしていますが、

クルマの魅力は体感してナンボ!

魅力的なマツダ車達を是非お近くのディーラーで体感してみて下さい!

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広島本社で緊急展示中!

togari
これは!!

なんと広島マツダ本社にマツダのBEVモデルEZ-6が限定展示中!

まさか日本で見える日が来るとは!

YouTube

ビデオクリップ感覚で内外装をサクッとチェックするインスタ動画。 クルマの魅力を伝える試乗ブログやっぱりクルマが好き。を運…

既にYotubeには動画をアップしていますので要チェックでお願いします!

追ってブログも仕上げますのでお楽しみに♪

今後もクルマの魅力を伝えるより良いコンテンツを目指して行きますのでまた遊びに来て頂けると嬉しいです!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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