新世代ガソリンエンジンの長期試乗で走りの本質に迫ります!
こんにちは。togariです!
今回は趣向を変えたこちらの記事をお伝えします。
マツダ3セダンスカイアクティブXを長期試乗レポートして参りました!
アップデート後は走りに特化した欧州ライクな乗り味に進化!
ブログ開設2年記念! ようやく次期愛車を契約しましたー! こんにちは。 試乗ブログ"やっぱりクルマが好き。"の管理人をしているtogariと申します! クルマの魅力を伝えたい思いで試乗ブログに[…]
以前ブログでお伝えさせて頂いた通り、先日次期愛車を契約して現在納車待ちの日々を送っています。
納車前に現愛車の車検が切れてしまう為、ディーラーさんから用意して頂いた代車は、
MAZDA3セダン スカイアクティブX !
更にアップデート済みの車両!
ディーラーさんのご厚意で新世代ガソリンエンジン搭載のクルマをお借りする事が出来ました!
なんという神対応w
山口マツダ 岩国店さんありがとうございました!
山口マツダは山口の情報と山口でのカーライフで役にたつ情報を提供をします。レノファ山口とともに山口を応援していきます。…
マツダの新世代エンジンに乗って早2週間!
日常使いからロングドライブまで”マツダ3セダン スカイアクティブX”走りの本質に迫ります!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
マツダ3セダンX モデルスペック
新世代エンジンSPIRIT1.1
今回代車でお借りしている車両は、
“MAZDA3 SEDAN X L-Package”
マツダ第7世代モデルのCセグメントセダンです。
ソリッドなブラックカラーと美しきセダンスタイルは相性抜群♪
マツダ3ファストバックが人気で影に隠れた存在のマツダ3セダンですが、長期間乗る事でセダンならではの乗り味や実用性の高さも感じる事が出来ました。
注目は搭載されている新世代エンジン“スカイアクティブX”
ガソリンとディーゼルの良いとこ取りを持つパワートレインは、
2.0L直列4気筒スーパーチャージャー付エンジンにモーターを組み合わせたマイルド・ハイブリッドモデルです。
“SPCCI”(火花制御圧縮点火)と呼ばれる燃焼システムにより、エンジン効率と燃費性能を向上したエンジンを搭載。
車両本体価格は338万円。
- ガソリンモデル20S L-Packageとの価格差は69万円
- ディーゼルモデルのXD L-Packageとの価格差は41万円
価格差にどれだけ価値を感じられるかが、ユーザーにとって気になるポイントです。
マツダの新世代エンジンSKYACTIV-Xは想像以上に上質な乗り味でした! こんにちは。togariです! 今回は12月5日に遂に発売されたマツダの新世代エンジンSKYACTIV-Xモデルの試乗レビュ[…]
今回お借りしているXは発売された当時試乗取材させて頂いた事があるのですが、
走りに関しては上質感が若干強いかな位の印象でした。
日常的に長期試乗するとこれが非常に魅力を感じる仕上がりでして。。
いや、XDも良いはずだw
昨年末に飛び込んだトピックでクルマ業界を騒がせたのも記憶に新しいですね!
“MAZDA SPIRIT 1.1”
- 「MAZDA3」「MAZDA CX-30」初期型モデルにお乗りのお客さまに、最新モデルと同じ「走る歓び」をご提供 -…
既に購入されたオーナーさんへも無償アップデートされるという素晴らしい対応力!
購入した車両へのアップデートで、先進安全機能以外にエンジン制御を向上させる事は国産メーカー初の試みだと思います。
今後は有償対応になりそうですが、マツダの攻めた動向にこれからも注目ですね!
マツダ3のエンジン・スペックの変更点は、
MAZDA3 SEDAN X | アプデ前 | アプデ後 |
最大出力 | 180ps/6000rpm | 190ps/6000rpm |
最大トルク | 224Nm/3000rpm | 240Nm/4500rpm |
数値上では僅かな差ですが、より走りに重視した乗り味に振られています!
今回の記事はアプデ後の動的質感の変化を中心にお伝えしたいと思います。
それでは日常的な乗り味のレポートからスタート!
スカイアクティブX街乗りでの印象
アクセルレスポンスの向上
日常的に街乗りで感じられるのは、力強いアクセルレスポンスの向上。
3速までのシフトチェンジは3000回転付近まで上がりながらグイグイ加速してくれます!
10馬力アップとは思えない程スポーティーになった乗り味。
初速からのレーシーな立ち上がりはつい回したくなるエンジンフィールでした♪
アプデ前はしっとりした出足だったのに対して、アプデ後はモーターアシストが強く効いている印象。
踏むと飛び出すようなシビアなレスポンスではなく、マツダの重厚なアクセルタッチは健在。
アクセル開度に対する加速のつき方もダイレクト感が増してより欧州ライクな印象です。
スカイアクティブXの目指している、ガソリンの軽快な加速とディーゼルの重厚感がよりブラッシュアップされていました。
もう毎日の通勤が楽しくて。。
毎朝試乗している気分で出社する事が出来ましたw
ステアリング剛性はどっしりした安定性に素直な応答性をプラス。
ベクタリングの効果も大きいですが、5ナンバー感覚で取り回せる旋回性の高さも魅力的。
第7世代モデルのステアリングスイッチはタッチ感が最上の質感!
押した時のに指に伝わる反力が気持ち良過ぎてつい無駄に操作してしまうw
セダンの魅力
普段SUVに乗っていたので余計に感じますが、
重心の低さから作用する静粛性の高さがセダンの魅力です。
トランクでシャットアウトされた車内は外部のノイズを抑えて、心地良いエンジン音を聞かせてくれます。
この辺りはハッチバックでは出せないセダンの優れた特性ですね。
今回のアップデートでサスペンションの前後バランスも見直されているようで、
マツダ特有の硬めの足回りにサスペンションの柔らかさが加わり乗り心地も上々でした♪
ブレーキタッチの変化
マイルドハイブリッドモデルの特性になる早めのエンジンストップ。
交差点や駐車場内では煩わしく感じる事もあるのですが、
アプデ後はエンジンストップするタイミングが遅くなり、停止への動きが自然に改善されています!
信号待ちの場面でも停止直前までモーターがアシストしてくれるので、ガソリンモデルに近い動きをしてくれます。
アイドリングストップの復帰動作は「ストンっ」とスマートな動き。
ブルブルと振動を感じさせない躾の良さが際立っています。
街乗りでの加速性・ブレーキ制御・ハンドリング・旋回性トータルで非常にバランスが高い仕上がりです!
スカイアクティブX街乗りの平均燃費
1週間通勤メインで乗った市街地走行の平均燃費がこちらです。
今回はディーラーさんから指定があった為、ハイオク使用の燃費値です。
マツダ3セダンXをお借りして1週間。
アプデ後車両の街乗り平均燃費です。
カタログ値が13なので出力アップされた分若干落ちてる感じかな。
吹け上がりが良くなってる点も影響してそうw#mazda3x代車生活 pic.twitter.com/RxTWn6nFAc— togari@クルマの魅力伝えたいブロガー (@togari11) March 18, 2021
WLTCモード市街地走行のカタログスペックが13km/Lに対して12.3km/Lの結果でした。
ストップ&ゴーを繰り返す街中では立ち上がりの加速が強くなった分、ディーゼルやハイブリッドモデルほどの燃費は期待出来ないのが現状ですね。
後日ロングドライブで走らせると動力性能や燃費にも変化が感じられたので記事後半でチェック!
続いてマツダ3セダンスカイアクィブXモデルのエクステリアをチェックしたいと思います!
マツダ3セダン X エクステリアチェック
ジェットブラックのセダン
ボディーカラーはジェットブラック。
魂動デザインの代名詞”Sの字ライン”が美しい♪
フロントグリルがメッキ処理されスタイリッシュなフロントマスクでファストバックと差別化されています。
車両グレードはL-Packageなので質感面も不足無い仕上がりですね。
忠実なセダンデザイン
サイドビューは基本に忠実なセダン・デザインを再現。
プレスラインを排除した面構成のボディーラインでスッキリした印象も受けます。
マツダ3セダンのボディーサイズは、
全長 | 4,660mm |
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,445mm |
ホイールベース | 2,775mm |
大型化されるCセグ市場の中で国産セダンは絶滅危惧種の存在ですが、
1.8mを切る全幅とFBよりも延長されたホイールベースで取り回し性と実用性を兼ねたサイズも魅力的。
最近のレクサス新型ISの好調振りを見ると、国産セダン人気がこれから再燃する兆しなのかもしれないですね!
現行のXモデルにはサイドボディー部分に専用エンブレムが装備されています。
ちょっと”●ロジェクトX”っぽいロゴマークは好みが分かれそうですがw
力強さを表現
お尻がグッと盛り上がったリアビューが秀逸!
ずっと眺めてられる堪らんデザインw
ブラックボディーで引き締められた第7世代モデル唯一のセダンはもっと評価されるべきだと思います!
スカイアクティブX専用装備になる大型マフラーカッターで特別感を演出。
まぁ高速域までの吹け上がりは良い音を響かせてくれました♪
使えるトランクスペース
日常的に使用して感心したポイントが広く取られたトランクスペース。
奥行方向も深くスーツケース3個、ゴルフバックが2個入る機能性の高さが魅力!
強固なアームが使用され、左右には展開ボタンが装備されています。
おぉ。トランクスルーも可能なラゲッジスペース出現!
ホイールベースが延長されたフレキシブルな積載性も魅力ですね!
実は代車を使用中に自宅のTVが故障して修理に出していたんですが、帰ってきた大型液晶TVを余裕で積む事が出来て助かりましたw
日常的な使い方では充分な容量を持つ、マツダ3セダンの積載性の高さにも注目です!
続いて質感モンスターの内装をチェック!
マツダ3セダンX 内装チェック
上質なホワイト
うわー。上質極まりない。。
乗り込むとホワイトアクセントの上質な内装デザインに目を奪われます!
内装カラーは、ピュアホワイト(ライトグレーステッチ)
ブラックボディーとホワイト内装の組み合わせはファストバックモデルには無い設定で、セダンのみが選択出来る組み合わせです!
これでセダンを選ぶ理由決定ですねw
もちろんシートはパーフォレーションレザーの本革仕様。
本革シート特有のシートの滑りも少なく、サイドのサポートが身体をしっかり支えてくれます♪
ホワイトのシートは一度は所有してみたいと憧れますが、色移り等のメンテナンス面がトレードオフな部分。
お借りした車両は走行距離6500キロでしたが、良く見るとシート表皮には黒ずみが若干見られました。
Xのみの特別装備
出ました!!
X専用オプションになる”電動スライドガラスサンルーフ!”
今までサンルーフ装着車を所有した事が無いので、パワートレインよりもこちらが1番嬉しかったかもw
天気に関係無く、毎朝乗り込むと先ずはシェードを開けて開放感を楽しんで参りました♪
春先の今時期は全開とまでは行かずにチルトアップしてドライブすると気持ち良く最高!
夜風が気持ちいい✨
代車生活もあと僅かです。#mazda3セダンx pic.twitter.com/7Xx7RP3EJk— togari@クルマの魅力伝えたいブロガー (@togari11) March 25, 2021
夜の開放感も良いんだなぁ。
過ごしやすい季節にサンルーフオーナーの気分を味わう事が出来ました♪
サンルーフ付けなかったのは後悔かも。。
個人的な意見が多くてスミマセンw
気密性が高い為に。。
運転席周りの質感の高さは、国産メーカーの中ではトップクラスだと思います。
次期愛車マツダを選んだのは価格以上の内装デザインも大きなポイントでした。
今回乗っていく事で気付いたんですが、
エンジン始動後パワーウインドウを操作すると、最初の動作音がビックリする程大きいんです!
一瞬壊れたのかと焦りましたw
車内の気密性が高い為に起こる現象だと思うのですが、初めて乗る際は気を付けて下さいw
快適装備の使用感
操作性の高い物理スイッチ採用と共にステアリングヒーター・シートヒーターは非常に快適♪
会社に着いても暫くお尻がじわじわと暖かく重宝する機能ですw
使用感の感想としては、
エンジン停止後スイッチが機能がリセットされてしまいます。
元々マツダ車にはヒーターのメモリー機能が付いていたらしいのですが、モーターへの負担を軽減する為に仕様が変更された様です。
他のメーカーのヒーター機能はどんな設定なんでしょうか?
徹底した感触へのコダワリ
内装全体で使用されるソフトパッドの感触がフカフカ過ぎてつい触ってしまいますw
ダッシュボード上部までコストカットなく造り込まれています。
7世代モデルは部品メーカーと共同開発して室内のスイッチタッチを統一するコダワリの仕様ですが、
手に触れる部分への徹底した感触へのコダワリ強く感じます!
後席の居住性をチェック
後席も眩い限りのホワイトレザー内装。
輸入車セダンを思わせる上質な空間が表現されています。
後席シートも身体をしっかりサポートするマツダの理念に基づく仕上がりです!
上位グレードでも後席にエアコン吹き出し口の装備は無し。
室内空間を考慮すると標準装備されても良かったかも。
以上で内装チェック完了!
最後にロングドライブの動的質感レポートを紹介です!
マツダ3 セダンスカイアクティブX ロング試乗レポート
試乗車両スペック
MAZDA3 SEDAN SKYACTIV-X L-Package 2WD
全長 | 4,660mm |
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,455mm |
ホイールベース | 2,725mm |
車両重量 | 1,440kg |
搭載エンジン | 2.0L水冷直列4気筒マイルドハイブリッド 6速AT |
最大出力/トルク | 190ps/240N・m |
駆動方式 | FF |
使用燃料/燃費 | ハイオク/WLTCモード17.0km/L |
車両本体価格 | 338万円 |
休日を利用して当ブログでもお馴染みの地元の島までロングドライブして参りました。
それではロングドライブ開始です!
強まるフラットライド
今回も試乗動画の撮影にチャレンジしてみましたが、運転しながらレポートするという荒業は今の自分には無理でしたw
少しずつ練習しながらいつか試乗の様子を動画でもお伝え出来たらと思います。
街中を抜けて海沿いの国道を流して行くと、中速以降は車体のフラットライド性が更に安定。
道路の継ぎ目の通過する際も”ストンっ”とフラットに超えて乗り心地は更に向上してます♪
アップダウンの多い路面では、ギアを落とす事なく一定のシフトをキープしてくれるのでアクセルワークの扱い易さもXの◎ポイント♪
大きめのコーナーに進入すると、フロントがスムーズに入り、曲がり切った後にリアがスーっと抜けていく挙動を見せてくれます。
この一連の動きがどっしりしたハンドリングと挙動がリンクして非常に気持ち良い♪
特にリアの自然な抜け方はFF仕様とは言え、セダンの良さが存分に出ている部分だと思います!
センターモニターにはSPCCI燃焼中を示す表示が可能。
緑マークが出ると空燃比が薄くなり燃費性能が良い事を示します。
車速が上がった状態でも常に点灯していたので長距離ドアイブでは燃費を伸ばせそうな印象です♪
https://twitter.com/togari11/status/1373583738790100995
長距離ドライブでは街乗りよりも燃費が伸びる事も実感出来ました♪
改良後されたMRCCとCTS
今回のアップデートでは安全運転支援装備にも改良が入りました。
使用してみた印象は、
ACC機能を持つMRCCの精度はかなり自然な動きをしてくれて完全停止までの動きも自然な制御動作を感じました。
一方で、
ステアリングアシスト機能を持つCTSは、カーブをアウト気味に入る動きも見られ不自然な挙動もあるかなといった所です。
運転支援装備については愛車が納車後に色んなシーンで検証していきたいと思います!
吹け上がるスポーツモード
普段使いのシーンでトルク不足に感じる事のなかったスカイアクティブXモデル。
ロングドライブで”スポーツモード”を体感してみました。
モードを切り替えると、
ステアリングは重さを増しより剛性感アップ。より俊敏になったアクセルレスポンスから出される吹け上がりが気持ちよい♪
いやー。これは楽しい♪
スカイアクティブXは本気を出せスポーツカーのような走りを見せてくれます!
MT仕様だと引っ張る事でよりスピード感を感じられそうです。
仲良くさせて貰っているマツダオーナーのYouTuberさんが今度マツダ3XのMTモデルを試乗されるそうで非常に楽しみです♪
スカイアクティブXのスポーツモードですが、なかなか面白い演出も!
フル加速の踏み込み後アクセルオフすると、ブリッピングする様な動きを見せます!
車内に響く乾いたエンジンサウンド♪
マツダ3スカイアクティブXの走りの本質、充分に体感させて頂きました!
以上で試乗レポート完了です!
長期試乗で感じた本質
車両価格の差や使用燃料の問題で販売的にはなかなか伸び悩んでいるスカイアクティブX。
日常的に乗る事でマツダが目指す“人馬一体感”をより強く感じる事が出来ました!
最近プロモーションされているMX-30EVモデルの1DAY試乗キャンペーンの様に長時間乗る事でもっとユーザー良さを感じられる取り組みが展開されるとまだまだ普及していきそうな予感も。
今回はディーラーさんのご厚意で良い経験をさせて頂きましたので、今後のブログ発信に活かせて行きたいと思います!
当ブログではいつもお伝えしていますが、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
お近くのマツダディーラーで新世代エンジンの魅力を是非体感してみて下さい!
愛車の下取りを検討する方はオークション形式の買取方法がオススメ!
買取業者への一括査定サービスは連絡や交渉が面倒だと思われている方は、
面倒な手続きや交渉を代行して行ってくれる新しい買取サービスが便利!
買取業者の仲介方式なのでしつこい営業電話も掛からない!
査定は提携のGSか自宅での1回のみでOK!
かんたん、安心、高く売れる!車が高く売りたいならユーカーパックにお任せ!
7年間ありがとう。
間も無く次期愛車納車を迎えて楽しみな所ですが、
先日7年間連れ添って来たマイハリを引き渡して来ました。
今までブログには殆ど登場して無かった愛車の60系ハリアー。
普段通勤の移動として、試乗取材の時はいつも傍で見守ってくれた良き相棒でした。
個人的には家庭を持って初めて買ったクルマで家族との思い出も沢山詰まった1台です。
大きな故障も無く、7年間55,000キロの思い出をありがとう。
また何処かで色んな思い出を乗せて走ってくれるでしょう!
最後まで読んで頂きありがとうございました!