ガラパゴス化する市場に会心の1台!
こんにちは。togariです!
今回ご紹介するクルマはこちらです。
日産サクラ試乗しました!
発表から僅か3週間で受注1万台を超える人気モデルは、
電気自動車になった日産の軽!
フラッグシップモデルアリアを落とし込んだ様な未来を感じるスタイリングです!
内装も国産車離れした仕上がり!
乗り味も兄貴分アリアを思わせる様な上質な走りを見せてくれました!
国産EV市場に日産の軽がサクラの花を咲かせるのでしょうか?
新しい軽自動車のEV日産サクラの魅力に迫ります!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
取材ディーラー紹介
今回取材させて頂いたディーラーさんは、
日産プリンス山口 岩国麻里布店さんです。
ありがとうございました!
長年地元に根付いた販売を続けている日産の正規ディーラーさんです!
新型ノート以来久しぶりの取材になりましたが、対応して頂いた営業さんが覚えてくれて嬉しかった♪
国産メーカーとして電気自動車リーフを長く販売する日産が3台目のEV車種としてサクラを投入。
アリアに続き国内BEV市場を日産が獲りに来てますね♪
コンパクトEVからミニバンモデルまで試乗車を揃えるディーラーさんですのでお近くの方は是非!
続いて日産サクラのモデルスペックです!
日産サクラ モデルスペック
補助金いくら出る?
今回試乗した車両は、
- 日産サクラ X/車両本体価格239万円
基本的な装備と質感を充実させた中間グレードXが1番人気だそうです。
車両グレードは3グレードで構成。
グレード | 車両本体価格 |
S | 233万円 |
X(試乗車) | 239万円 |
G | 294万円 |
Sグレードは装備をカットした法人向け仕様だそうです。
注目は55万円の価格差が付いたXグレードとGグレードの違い。
最上位Gグレードは外装や内装の質感がより高められていますが、
大きな違いはGグレードには9インチワイドナビとプロパイロットが標準装備。
普段街乗りカーとしてか、遠出を含むメインカーとして乗るかの選択肢になりそう。
BEV購入に大きく左右する補助金ですが、
自分の住む山口県だと国からの補助金55万円のみでした。
ちょうどXグレードとGグレードの差額分w
東京都では45万円の助成金がプラスされて100万近く出るケースもありますが、地方自治体によって違うようです。
今回のケースだと補助金を利用してグレードアップするか、グレードを落としてより安くクルマを買うのか悩ましい所。
今回の試乗車の仕様でざっくり見積もると、
Xグレードにディーラーオプションのナビを付け、補助金利用プラス下取り金額で200万切るかなといった感じでした。
最上位グレードGは結構なコミコミ金額になりそうですので、プロパイロット無しの街乗り仕様もアリかも!
実際に買い替える方は、先進性に惹かれてBセグクラスから乗り換えられる方も多いそうです。
蓄電装置としての価値
充電ポートにも日本の伝統”水引”デザイン採用♪
日産サクラの最大航続距離は180km。
大容量バッテリーを積んで長く走るEVよりも日常域で走る割り切ったEVの提案。
普段の日常使いが30km内で収まれば1週間走れる様に想定されているそうです。
充電方式は200Vの普通充電と急速充電に対応。
- 200V充電/約4時間 満充電
- 急速充電/約40分 80%充電
ショッピングモールに設置されている急速充電装置に対応して買い物中に充電も可能です♪
今年の夏は節電計画など電力需給が問題になっていますが、
日産サクラは自宅で蓄電池として利用も可能。
V2Hと呼ばれるパワーコンディショナーを接続する事で、家庭内の家電や照明器具を利用する蓄電地としての利用方法も注目されています。
内燃機関モデルでは実現出来ないBEV独自の活用方法。
インフラの整備には不足がありますが、資源に少ない日本において今後クルマと電力の関係はより重要視されて行きそうです♪
続いて日産サクラのエクステリアをチェック!
日産サクラ エクステリア詳細レポート
アリアフェイス
ミニアリア!
フロントデザインはフラッグシップBEVアリアとデザインを共通した未来を感じる仕上がり♪
特にグリル意匠はそのままアリアフェイスが採用されています。
未来感ハンパ無い日産アリア!
多様化する市場に真打ちモデル登場! こんにちは。togariです! 久し振りに現場取材に伺いましたので、 今回から"BEV特集"始まります。 日産アリアB6試乗して参りました!! […]
フラッグシップBEVの試乗レポートはコチラをチェック!
実は先日アリアを取材し当日にサクラが発表されてそのままカタログを頂くという偶然が重なり、ずっとサクラの存在が気になっていました♪
日産サクラのボディーサイズは、
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,655mm |
ホイールベース | 2,495mm |
トールワゴンのスペースはそのままに、ベース車両のデイズとは全く別の専用意匠が採用されています!
デイズの派生モデルでは無くデザインから全て造り直したサクラは国産BEVの起爆剤になるのでしょうか⁉
コンパクト超えのディテール
グリルと一体化されたスリムランプは先進性とデザインを両立。
上位グレードGにはシグネチャーポジションランプが追加されますが、中間グレードでも充分質感は高い!
ブラックアウトされた水平基調のグリルはエンジンを冷やす必要が無い為、閉じられています。
日本の伝統工芸の様なシンプルなデザインが斬新!
フロントフォグライトは全グレードでオプション設定。
エアインテークっぽい加飾がフロントマスクのアクセントになってます♪
デザインと居住性を両立
車高を高く取りつつクーペフォルムを表現した伸びやかなサイドビュー。
窓面積は狭く見えますが、室内の居住性はハイトールワゴンと変わらないスペースをキープ!
特にDピラーの処理が綺麗♪
ドア枠と調和した様なデザインは軽自動車のクラスを超えてます!
サイドミラーもピアノブラック塗装されて質感も充分。
ドアハンドルもスリムなデザインですが、鍵穴が見える所は軽自動車感出てますかねw
14インチがデフォルト
日産アリアのタイヤ&ホイールは全グレードで14インチがデフォルト。
切削加工が追加される15インチホイールはオプション設定です。
標準装備のホイールもブラックアウトされた水引デザインでカッコいい!
バッテリー搭載の影響でタイヤが荷重に耐えられるのか?
と思っていたのですが、まぁこの14インチが良い仕事してくれますw
リアへ回るとハイトールワゴンのスタイルが見え隠れします。
日産サクラは縦型リアテールでは無く、次世代日産のテールデザインを採用しワイド感をアップ!
背を高く見せるよりもデザインに振ったスタイリングが、良い意味で軽自動車ぽくないです♪
リアテールはなんと一文字で点灯!
ニッサンの車名ロゴまで丁寧に作り込まれています♪
軽自動車でこの質感は異例ですね♪
車名ロゴがオシャレ♪
色使いとフォントに相当もこだわってますね。
BEVモデルですのでマフラーは未装備。
日産サクラはバッテリー搭載の影響でリアサスペンションに3リンク式が採用され足周りが強化されています!
ラゲッジルームを拝見
こんなにリクライニング出来るのか!
普段取材していないので軽自動車の進化に驚くw
大型レバーが装備されてシートの展開やスライド操作も楽々です。
使いやすさを追求した国産軽自動車のユーティリティの高さは魅力的なポイント♪
展開するとフルフラットまでは行かないですが、容量は倍増!
アンダーラゲッジには蓋つきの収納スペースが。
日産サクラは自宅用の充電ケーブルもオプション扱いになっています。
続いて内装をチェック!
日産サクラ内装詳細レポート
ドアトリムチェック
Xグレードはファブリックを基調としたドアトリムを採用。
上部トリムは窓枠まで覆われたデザインが個性的♪
ダッシュボードと繋がる演出はアリアのデザインを踏襲。
ファブリックとの組み合わせはフランス車の様な雰囲気も持ってオシャレ♪
ドアパネルが薄く見えてしまう視覚的な面白さも◎
Xグレードフロントシート
同じくファブリックの切り替えしを付けたベンチタイプのフロントシート。
シンメトリーな切り替えデザインがオシャレ♪
シートは全グレードで手動式になりますが、座り心地は程よい硬さが有って良好。
ベンチタイプで肘置きが装備されているのはポジションが落ち着いて良き♪
最近の軽自動車には標準装備が多いんでしょうか?
日産サクラはシート自体が嵩上げしてあり腰高感を感じるのかなと予想していたのですが落ち着いた乗り味がキープされていました。
ベンチシートは足元広々で大きなクルマに乗ってる感覚も♪
ライニングはベージュカラーが使われ室内は明るめ。
オーバーヘッドコンソール見るの忘れたw
和モダン・ハイテクな室内
内装も良いな♪
繊細なファブリックと大胆なハイテクデザインを融合した日産サクラの内装。
これで中間グレードとは参りました!
派手な加飾を抑えた上品さを感じる仕上がり♪
デイズとは別物!!
デザインの方向性を大きく変えた仕上がりに驚きます♪
アリアとの共通性
軽自動車に2スポークステアリングを採用されアリアとデザインを共通化!
ウレタン巻きではありますが質の高さは評価出来る!
どこかメルセデスを彷彿させる雰囲気も?
ここにプロパイロットのスイッチが追加されるみたいです。
メクラ仕様ですがこれはこれでカッコいい気もしますね♪
液晶ドライブ・ディスプレイ
運転ディスプレイはシンプルな液晶パネルを採用。
新型ノートと同様に画面外の枠の大きさが気にはなりますが。。
安全運転支援の表示も切替可能です。
電力量や充電時間を表示する専用モードも。
外枠の大きさの割には表示出来る面積が3分の2程になっているのが勿体無いところ。。
供給不足の広がり
今回の試乗車はナビゲーション無しの車両でした。
部品供給不足の影響でナビゲーション自体も生産が遅れているそうです。
車両のみならずサプライヤー含め今後の見通しが付かない深刻な現状。
ダッシュボード上には充電状態をランプで伝える機能も装備。
視覚的に車内から確認出来る機能は所有満足度も高い♪
キーは日産の上位車種と同じズッシリ思い新ロゴ仕様。
軽自動車でも質感の高い仕上がりで良い!
エレキシフトの操作性
エアコン操作部はトレンドの静電式が採用されていますが、
エレキスイッチは新型ノートやアリアと同じく横ボタンを押しながらスライドする方式なので斜め位置での操作になります。
日産サクラはウォークスルー出来る前席の仕様でここに移設されたのでしょう。
ドリンクホルダーには桜の刻印が。
デザイナーのこだわりを感じるポイントです♪
ダッシュボード下には引き出しトレイが!
これは何か隠せそうです!
何を⁉
もちろんグローブボックスも装備!
ボケボケでスミマセンw
カッパー加飾が効いてる
日産サクラの内装トピックスはさりげなくレイアウトされたカッパー加飾が効いてる♪
美しく収まる!
後席の居住性をチェック
後席も期待を裏切らない居住性をキープ!
ハイトールワゴンとしてのスペースが軽EVで確保されています!
床下にバッテリーを搭載した日産サクラですが、フロア高さも気にならない仕上がりしでした!
デイズと比較しても殆ど差が無い様に感じました。
BEVの弱点をカバーした設計力は大きく評価出来るポイントかと!
足元スペース確保してます!
柄にもなく足組んでみたw
オッサンの足が短いだけかもしれませんがw
後味悪いので最後は全景で締めましょうw
以上で内装詳細レポート完了です!
さぁ試乗レポート行きます!
日産サクラ試乗レポート
車両スペック
NISSAN SAKURA X
全長 | 3,395mm |
全幅 | 1,475mm |
全高 | 1,655mm |
ホイールベース | 2,115mm |
車両重量 | 1,070kg |
搭載エンジン | 20kWh電動モーター |
最大出力/トルク | 65ps/195N・m |
駆動方式 | FF |
最大航続可能距離 | 180km |
車両本体価格 | 239万円(OP含まず) |
今回は営業さんと同乗して市街地を試乗体感!
軽EVの実力は如何に?
先にお伝えしますが、サクラの動的質感の高さに驚かされました!
アリアと通じる乗り味
滑らかで静かな走り出しは軽自動車の概念を変えるコンフォートな乗り味。
逆にロードノイズが目立ってしまいますが、モーター駆動音まで抑え込まれた静粛性の高さが◎
最高出力こそ規制の65psで収まっていますが、195Nを誇るモータートルクは強靭!
e-POWERの様な加速Gを感じる速さではないのですが、滑らかでスマートな加速感です。
高いボディー剛性と相まって市街地流すと軽自動車の感覚は皆無です♪
静粛性とモーターパワーが巧みなバランスはアリアを彷彿させる仕上がり!
ステアリングと足回りのバランス
ライトに味付けされたステアリングはコーナリングもキビキビと曲がってくれます。
車高が高いトールワゴンはある程度ロールするかなと思っていたのですが、
腰高感を感じさせない落ち着いた足回りを実現してます!
変更されたリアサスと後席にバッテリーを搭載した低重心フロアが良い仕事してる!
前回のシビックe:HEVでも感じたのですが、FFレイアウトにリア荷重が加わるとクルマの特性が大きく変わるります!
試乗車の装着タイヤは14インチですが、
路面からの突き上げのいなし方やステアリングの落ち着きは前後重量バランスの最適化が大きく影響します!
市街地で発揮するe-ペダル
エレキシフト横のe-ペダルを起動。
アクセル操作だけで加減速を行うワンペダルモードですが、アクセルオフのブレーキタッチもマイルドに。
リーフの様な急激なエンブレ?が発生しないので違和感を感じず使用出来ました♪
ストップ&ゴーの多い市街地では疲労の軽減に繋がりそうです♪
今までワンペダルモードを何台か体感してきましたが、個人的にサクラ位の緩さが丁度良い。
安全基準の問題で完全停止出来ないのが惜しい所。
さてスポーツモードを試そうとすると、
シフトから敢えてハンドル下の配置したのは何か意図があるんですかねw
スポーツモードで踏んでみます!
2L並みの加速力
スポーツモード速いーー!!
瞬時でトップスピードまで立ち上がる加速性能は紛れもなくピュアEV!
アクセルの機敏なレスポンスは2Lクラス並みの加速をみせてくれました♪
シティーコミューターとしての位置づけかと思えば、合流加速や高速巡行も快適に走れそう♪
ただ普段乗りではエコかノーマルで充分な気がする。
モードを気にせずe-ペダルと併用するが為のドライブセレクト配置なんですかね?
軽EVでここまでの走りの質を見せられると後出しは相当対策が必要なのでは。。
販売絶好調の理由を乗って納得。
日産サクラの動的質感に驚きです!
以上で試乗レポート完了です!
街乗り最良EV登場
価格面やインフラ整備の問題で普及が遅れる国内市場に現れた日産の軽EVサクラ。
EV市場の主流は大容量バッテリー搭載モデル。
身近さを感じる軽EVスタイルで登場したサクラは初めて電気自動車を乗る方へも街乗り最良EVとして注目を集めて行きそうです!
自分自身も何台かEVモデルを取材して参りましたが、コストパフォーマンスの高い軽自動車でここまでのクルマが出て来た事に驚きました!
今後のBEV市場の起爆剤になる1台だと思いますので是非1度実車を体感!
当ブログではいつもお伝えしていますが、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
お近くの日産ディーラーで未来のBEVを体感してみて下さい!
新車購入時のクルマの売却方法。
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次回の予告
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次回は世界的なトレンドのグレーカラーにフォーカス!
オーナーさんの愛車画像を紹介予定です♪
お楽しみに!
今後もクルマの魅力を伝えるより良いコンテンツを目指して行きますのでまた遊びに来て下さい♪
最後まで読んで頂きありがとうございました!