陸の王者再び!!
こんんちは。togariです!
秋らしさを感じる9月最後に紹介するクルマはこちらです!
トヨタ 新型ランドクルーザー試乗して参りました!!
今回は上位Zグレード 7人乗りガソリンモデルの試乗レポートをお伝えします!
圧巻の低速トルクを味わう陸の王者を体感!! こんにちは。togariです! 今回は話題沸騰のこちらのクルマです! トヨタ 新型ランドルーザー試乗して参りました! 迫力がハンパ無いw […]
V6ツインターボディーゼルを搭載したランドクルーザーGRスポーツモデルには先日試乗レポートをアップしていますので、
ZXとGRスポーツの装備や乗り味の違いについてレポートしながら独断で新型ランドクルーザーのベストバイグレードを決めたいと思います!
今回のレポートも防犯面を考慮して取材ディーラーさんの紹介は控えさせて頂きます。
ご協力ありがとうございました!
世界のトヨタが誇る
“国産フラッグシップ・クロカン”
新型ランドクルーザーの魅力に迫ります!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
新型ランドクルーザーZX モデルスペック
白い巨体
目の前にすると2度目でも迫力に圧倒されますw
車体が動く様を見るとボディーの大きさをより実感。
今回試乗取材した車両は、
- ランドクルーザーZX/ ガソリンモデル7人乗り
- ボディーカラー/プレシャスホワイトパール
- 車両本体価格/730万円
カタログモデルの白い巨体は、本格クロカンと言うよりもラグジュアリーSUVの様な雰囲気です。
ノーマル仕様でもエアロを組んだ様なスタイリングですね♪
一方のGRスポーツモデルはクロカンらしい無骨なスタイルが見える仕上がり。
- ランドクルーザーGRスポーツ/ディーゼルモデル5人乗り
- ボディーカラー/202ブラック
- 車両本体価格/800万円
輸入車のプレミアクラスに迫る価格帯のクルマが発売前に受注停止される人気っぷりを見ると、日本のクルマ市場もまだまだ元気だなぁと感心です。
マイ30が何台買えるんでしょうかw
ZX搭載エンジン
新型ランドクルーザーのガソリンモデルに搭載されるパワートレインは、
3.5LV6ツインターボ ガソリンエンジン
- 最高出力 415ps
- 最大トルク 650N・m
- ダイレクトシフト10速AT
カーボンニュートラルを進めるクルマ市場に漢気のV6ツインターボですよ!
次期レクサスLXは電動化モデルが登場するかもしれませんが、いつの時代もランドクルーザーはガソリン臭いクルマであって欲しいものですw
大排気量エンジンを操るトランスミッションは、
“ダイレクトシフト10速AT”
レクサスLSをリファインした仕様だと思われますが、クロカンとは思えない絶品シフトフィールでした!!
この技術をトヨタのモデル群に採用する事で国産車のAT多段化に期待したいところですね!
新型ランドクルーザーZX エクステリアチェック
グリルの威圧感
ZXグレードの特徴はフロントマスクを大きく占める巨大なフロントグリル
ヘッドライトを飲み込んだヘキサゴングリルは陸の王者の威圧感を感じますw
グリル意匠にはピアノブラックやクロムメッキがふんだんに使用され質感面も妥協無し。
トヨタのキーンルックともレクサスのスピンドルグリルとも違ったデザインが車体をよりワイドに見せるポイントです!
うぁ。めっちゃ厳つい。。
ボディーに対して小振りなヘッドライトが点灯すると更に厳つさが倍増!
国産SUVのトップモデルは伊達じゃないっすw
GRスポーツグレードもグリルは巨大ですが“TOYOTAエンブレム”が入ると引き締まって見えます♪
クロカン色が強いのはGRスポーツですね。
LEDヘッドライト
ZXグレードに装着されるヘッドライトは、
- プロジェクター式LEDヘッドランプ&LEDクリアランスランプ(オートレベリング機能付き)
- LEDコーナリングヘッドランプ
- LEDフロントフォグランプ
灯火類は全てLED仕様で統一されています♪
3眼式のライトデザインとアンダーラインを太く描くデイタイムランニングライトが無骨感と洗練さを増してカッコいい!
ZXグレードにはアダプティブハイビームシステムが標準装備されてぬかりなし。
理想的なクロカンボディー
今回ようやくサイド正面を撮影出来ました♪
ランクルらしさを忘れないボックスデザインは理想的なクロカンボディーです!
ZXはフェンダーアーチモールが同色になる事で塊感を増しボディーを大きく見せます。
極太デザインのDピラーは窓全体でDの字を型取る無骨さw
リアフェンダーの盛り上がった膨らみだけでご飯2杯イケそうですw
溢れるSUVの中でクロカンスタイルを現代的にブラッシュアップされていますね♪
アプローチアングルの違い
ZXはオンロードに特化したグレードなのかアプローチが低くデザインされています。
素人考えだとオフロードでの走破性能を発揮出来るのか⁈とも思えました。
フェンダー形状も一体化されたデザインで空力性能を重視してる?
新型ではハブボルトを5穴から6穴に増やして剛性力を高めている点もポイントです!
GRスポーツになると最低地上高も上がり、悪路にも対応出来そうなデザインですね。
こちらは18インチタイヤですが、タイヤボリュームが太い分足回りとのバランスも巧い!
リアはタイヤクリアランスが広く見えますが、これでも大径20インチタイヤを履いていますので目の錯覚ですw
ボクシーデザインのリア
リアはクロカンらしいボクシーデザインで力強さを強調。
ルーフに向かって上屋根を絞り込まず垂直にデザインされています。
ランクルはヒッチメンバー装着可能モデルですが、ノーマルモデルでもバンパーは分割デザインでした。
リアガラスも相当大きいデザインですが、先代から続く分割式リアハッチは廃止。
恐らくZXに標準装備されている“ハンズフリーパワーバックドア”を採用した為だと思われますが、ランドクルーザーさしさが無くなるのは淋しい気もします。
実際に分割式ドアを活用されているランクルオーナーさんは少ないみたいですがw
リアテールランプ
フロントとは対照的に巨体ボディーに見合った大型テールランプを装備。
悪路走行を前提にしたクルマなので、視認性も重視されそうですね!
一向に止まない雨が心配です☔️
新型ランドクルーザーシーケンシャルウィンカー動画を記事用に貼ります。#GRS pic.twitter.com/WRGWy0E2zp— togari@クルマの魅力伝えたいブロガー (@togari11) August 14, 2021
フロント・リアのシーケンシャルウィンカーの動画を参考までどうぞ!
7人乗り仕様のラゲッジをチェック
今回の試乗車7人乗りモデルは3列目シートを備えたグレード。
シートを展開するとラゲッジ容量は殆どありません。
アルファード等の大型ミニバンの3列目と同じ位のスペースでしょうか?
サイドにある電動スイッチで床下に格納する機能が付いていました。
作動スピードは思っていたよりも速く、プラドのサードシート収納の速度位でした。
3列目を床下に収納するとラゲッジルームは一気に拡大!
サードシートの居住性は良いとは言えないですが、緊急用として割り切れば高いシートアレンジ性は魅力的♪
実際に新型ランドクルーザーを購入される方は、7人乗り仕様を選ぶ方が多くガソリンモデルが売れているそうです。
弟分のプラドは7人乗りモデルを選択するとラゲッジフロアの床が上がってしまうので、新型ランクルは機能性も改善されています!
一方プラドには2列目のシートスライド機構が付いているのに、新型ランドクルーザーはシートスライド不可だったりと一長一短の部分も。
3列目の居住性の高さはマツダCX-8が群を抜いて高かったりと、3列SUVモデルの機能性対決は今後も続きそうですね!
続いて内装チェックに移ります!!
新型ランドクルーザーZX 内装チェック
ドアトリムチェック
装甲車並みに重厚なドアを開けるとブラックで統一された内装カラーが飛び込んで来ました。
内装意匠はソフトパッドや木目調パネルが使用されてクロカンらしからぬ高級感があります。
とにかく開閉フィールの重厚感が高過ぎ!
気密性の高さはトヨタ車の中でもトップクラスだと思います♪
スイッチ周りもマテリアルが贅沢に使われ、リアルステッチもしっかり施されています。
贅沢な事を言えば、ドアハンドルのデザインが流用っぽくて残念。
巨体ボディーにはもう少しゴついデザインが似合いそうですよねW
サイドステップを踏んで乗り込む訳ですが、巨大なスカッフプレートを避けるにはオッサンの足では届きませんw
ラグジュアリーグレードのZXでもフロアマットやペダル類は意外にシンプルな仕上げでした。
機能性重視のフロントシート
シートデザインは特別な加飾も無くベーシックな仕上がり。
ここがSUVモデルとの違いで、新型ランドクルーザーはデザインよりも機能性を重視していいます。
シート自体も大型なので着座感もどっしりとした座り心地。
GRスポーツはコンビカラーも選択出来て、ヘッドレストにも刺繍が入る為印象が大きく変わります!
ZXの内装カラーには明るめカラーの”ニュートラルベージュ”も選択出来ますが、比べると地味な印象に見えてしまいます。
内装カラーどちらが好み?
基本的なデザインは同様ですが、ラグジュアリー仕様のZXよりもGRスポーツはレクサスFスポーツを彷彿させる色使いで高級感があります。
個人的にはGRのツートン内装がスポーティーで魅力的!
運転席全景
今回はディスプレイONの状態で撮影して来ましたよー♪
トラックの様なベースデザインにハイテク装備がぎっしり!!
やっぱり内装も厳つい!!
運転ディスプレイ
2眼式のオプティトロンメーターの中央には7インチのTFTインフォメーションディスプレイを搭載。
価格帯を考慮すると大型液晶ディスプレイ搭載が悔やまれますが、次期レクサスLXにお預けと言ったところでしょうか。
トヨタブランドとレクサスで差別化されている部分だと思いますが、悪路を走行するランクルは電子系統が故障した事を想定してあえてアナログメーターを残してしている仕様にも思えます。
中央ディスプレイにはタイヤの切れ角を表示するモードも装備。
視認性への配慮や実用性を重視したデザインが強いです。
ステアリングの質感が良い!
ウッドを内部にあしらったデザインと機能的なスイッチ配置がカッコいい!
ここ最近トヨタは流用化が目立っていましたが、新型ランドクルーザーはしっかり質感高めています!
12.3インチ大型ナビゲーション
車格に相応しい巨大なディスプレイは45.7万円のオプション装備。
JBLサウンドシステムと組み合わせになるみたいですが45万とはグレードの価格差位ありますよw
アルファードには60万を超えるものもある様で感覚が麻痺してますw
地トヨタブランドししてレクサスと差別化されているポイントとして、地図表示は全画面に切り替え出来ません。
バックカメラやパノラミックビューモニターは大画面表示出来るだけにナビ機能は残念なポイントです。
クロカンらしい操作パネル
センターには物理スイッチがずらりと配置。
機能性を重視したギア感強めのデザインが男心をくすぐります♪
ボリューム系スイッチが大きめデザインの理由は、プラドと同じくグローバルを着用しての操作が想定されているかと!
- ステアリングヒーター
- シートヒーター
- シートベンチレーション
快適装備が標準装備されていますが、AUTOモードが用意されるところか高級車の証です!
シフト周りも漢らしくデザインされ、
“無骨な高級感といった印象w”
多彩なドライブセレクトは”モードセレクト”を押してからダイヤルで切り替える仕組みになっています。
新型ランドクルーザーもブレーキオートホールドは毎回始動毎に作動する必要があり、メモリー機能は未搭載です。
多彩な収納力
センターコンソールも特大サイズです♪
肘を置いても余裕のポジションが王者の証♪
ドリンクホルダーはハリアーで採用された2重底タイプのものが採用されています。
中は相当な深さが有ります。
オプションでクーラーボックスを装備出来る様になっているので収納面で困る事はなさそうですね!
グローブボックスも2段式ですか!!
ここまで収納が多いと食器棚みたいに結局は何も入れないスペースになりそうですがw
まあ。多いに越した事は無いですねw
後席も快適な空間演出
11.6インチのツインディスプレイの豪華装備ですよ!!
リアシートエンターテイメントシステム/OP価格17.4万円
ラージミニバンに匹敵する居住性の高さも人気の秘密ですね!
後席を撮影するつもりが時間切れでここまでとなり無念です。。
最後に試乗レポートを紹介です!
新型ランドクルーザーZX 試乗レポート
試乗車両スペック
TOYOTA LAND CRUISER ZX
全長 | 4,965mm |
全幅 | 1,980mm |
全高 | 1,925mm |
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 2,550kg |
搭載エンジン | 3.5LV6ツインターボ |
最大出力/トルク | 305ps/650N・m |
駆動方式 | 4WD |
使用燃料/燃費 | ハイオク/WLTCモード7.9km/L |
車両本体価格 | 760万円 |
今回は市街地での乗り味やバイパス道での高速走行のインプレッションです!
左指で認証?
お馴染みの指紋認証始動ボタン。
海外モデルは左ハンドルなので右指で認証出来ますが、国内仕様は左指を認証する仕様は右利きの身からすると違和感が。。
スミマセン余談でした。
エンジンの始動音は非常に静かですw
先ずはドライブセレクトを“コンフォートモード”に切り替え市街地をクルージングです!
軽快感すら感じる走り出し
先代200系よりダウンサイジングされたガソリンモデルですが、とにかく走り出しが軽い!
アクセルを軽く踏むだけで車体がスルリと加速する様は軽快感すら感じる程。
搭載された10速ATとの組み合わせも良好。
ターボラグ皆無のシフトフィールはクロカンとは思えない躾の良さを感じました♪
GRスポーツのディーゼルモデルの下から湧き上がる鬼トルクも好印象でしたが、街乗りでの扱い易いアクセルワークはガソリンモデルが優秀です!
乗り心地はセダンライク
市街地を流れに合わせて走らせるとアメ車の様な安定感とセダンのしっとり感を合わせた様な乗り心地。
ZXグレードの搭載サスペンションは、
- フロント:ダブルウィッシュボーン式
- リア:トレーリングリンク式
コンフォートモードは路面の段差に対してボディーがユラユラとピッチングを起こしている様な収束性でした。
コンフォートは大型セダンの様に足回りは柔らかく設定されています。
ひと昔前のトヨタ車の様なふんわりした足回りに近いかも。
エアサス搭載車の様なボディーが揺れ戻る動きは人によって好みが分かれそうです。
乗り心地を重視したZXグレードの特性なのか、クロカンらしい乗り味は薄くなっている気もします。
GRスポーツには“E-KDSS”という電子制御サスが追加されて減衰力が見事に抑え込まれていました。
見た目にはこちらが明らかに硬そうに見えるんですが、ボディーへの揺さぶりの抑え方はGRスポーツの方が優秀です!
前後バランスの重量配分
巨体ボディーを操るハンドリングはGRスポーツと同じく自然なフィール。
特に意識しなくても車体がまっすぐ走ってくれるので、中立位置はしっかり掴めます!
ステアリングの少ない操舵で正確に向きを変えてくれ、普段大型車に乗り慣れない方も安心感を感じる様な仕上がり。
ただし、駐車場内に入ると全幅2mクラスの巨体が襲いかかってきます。
車庫入れ以前の洗礼を受けましたw
ZXガソリンはGRスポーツディーゼルよりもフロントヘビー感が解消されていました。
取り回しの高さやコーナリング出口でのリアの落ち着きはガソリンモデルが安定してる印象。
3列目シートが備わる事で前後バランスの重量配分が効いているのでしょうか?
怖さを感じるスポーツモード
市街地を抜けていよいよリベンジすべくバイパス道へとクルマを走らせ念願だったスポーツモードを体感!
スポーツモードへ切り替えると、
瞬時にアクセルレスポンスが鋭くなり、ステアリングと足まわりが締め上げられます。
これはもっと早くスポーツモードを試したかったが既に手遅れw
バイパス道に入った所でアクセルを踏み込んでみると、
一瞬でレッドゾーンへ到達!!
2.5トンの巨体とは思えない程の鋭い加速性能を魅せてくれました。
直線安定性が抜群に高くボディーがびくともしないのが逆に怖いw
暫く流れに沿って巡行してみると、足回りの揺れ戻しが高速域では段差をいなしてくれるのでロングドライブでは疲れ知らずで走れそう♪
ガソリンモデルは街乗りと高速走行で走りの特性がバランス良く活かされています♪
念願だったフル加速を体感させて頂いたところで試乗レポート完了です!!
新型ランドクルーザーベストバイは?
バランス重視のZXグレードか!
圧倒的トルクのGRスポーツか!
GRスポーツです!!
やっぱりディーゼルかよ!とか言わんで下さいw
スタイリング・装備面はどちらも魅力的だと思いますが、
GRスポーツを選んだ大きな理由は街乗りでの乗り心地です。
ZXはコンフォートモードでのボディーの揺れ戻しが少し気になってしまいました。
GRスポーツはマイルドながら重厚感ある乗り心地が非常に魅力的。
クロカンらしさを残しながら現代版ランドクルーザーへ見事にアップデートされていると思います。
正直なところGRスポーツのガソリンモデルがめっちゃ気になってはいますがw
なかなか試乗車の配備が少ないので機会があれが再度取材したいと思います♪
新型ランクル納期は更に長期化
2021年8月の正式発売前から予約オーダーがストップしてしてしまい、納期の目処が付いていない新型ランドクルーザー。
発売後にメーカーから公式連絡では納期2年以上のアナウンスも流れています。
今回取材したディーラーさんも予約段階でオーダーした車両の納期が未だに分からない状態だそうです。
それに加えて自動車業界全体の問題になっている半導体不足による部品調達の遅れ。
こればっかりは納車待ちのオーナー側も販社側も互いに我慢の時期かもしれません。
イチ車好きユーザーの1人として事態の早期収束を願っています。
厳しい状況は以前続きますが、
感染予防対策をしっかり取りながら、現場取材にこだわった”クルマの魅力を伝える試乗ブログ”で読んで下さる方へ魅力を伝えていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!