街中からオフロードまで走破するクロカンPHVを体感!
こんにちは。togariです!
今回はこちらのクルマを紹介です!
ジープ レネゲード4xe!
ジープ初のプラグインハイブリッドモデルに試乗して参りました!
遂にジープも電動化です!
モーターのみでの走行も可能なオールラウンドな1台でした!
各メーカーが次々と電動化を進めるなか、ジープが提案する新しい走りとは?
街中から悪路まで全天候を走破するジープレネゲード4xeの魅力に迫ります!
カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!
ディーラー紹介
今回試乗取材させて頂いたディーラーさんは、
ジープ山口さんです。
ありがとうございました!
クロカンモデルのみを製造する老舗メーカーのジープ!
ディーラー内にはフルラインナップで試乗車も配備されています。
7スロットグリルと呼ばれる特徴的なデザインアイコンがジープの証!
同敷地内にはフィアット・アルファロメオのディーラーも併設されチンクエチェントやアバルトの試乗車も完備されています。
可愛い見た目以上に軽快な動力性能を持つイタリアン・コンパクトもまた魅力!
可愛さに惚れ込んでいる我が家の奥さんはチンクエチェント以外はクルマじゃないって言ってますがw
本格的なオフローダーからコンパクトハッチまで輸入車の魅力を体感出来るディーラーさんですのでお近くの方は是非!
それではジープ レネゲード4xeのモデルスペックから紹介です!
レネゲード4xe モデルスペック
ジープ初のプラグインハイブリッド
「オールブラック仕様の渋いスタイリング!」
今回試乗させて頂いた車両は、
ジープ レネゲードトレイルフォーク4xe
レネゲード4xeは2グレードの展開でこちらはオフロード走行性能を高めたグレードになります。
車両価格の構成は、
ガソリン | 4xe | |
レネゲード リミテッド | 368万円 | 498万円 |
レネゲードトレイルフォーク | 393万円 | 503万円(試乗車) |
今回紹介するトレイルフォーク4xeの車両価格は503万円。
なかなか強気な価格設定!
補助金やエコカー減税を利用すると約30万ほど安くはなりますが、
ガソリンモデルより約100万円アップと跳ね上がり他メーカーのコンパクトピュアEVモデルとほぼ同価格で設定されています。
レネゲードは元々嗜好性の強いクルマなので、
“クロカンxプラグインハイブリッドという魅力”にどれだけ価値を感じられるかという所でしょうか。
ジープとしては今後ラングラーやコンパスの電動化モデルも予定されている様で価格設定も気になる所です。
4xe 搭載ユニット
搭載されるエンジンは、
1.3L直列4気筒ターボと6速ATの組み合わせ。
ガソリンモデルのレネゲードは9速ATが搭載されていますが、レネゲード4xeにはアイシン製の6速ATが組み合わせています。
フロント・リアに独立したモーターを備えて、フロントはバッテリーへの電源供給がメイン。
リアには60PS・250Nmの高トルクモーターを搭載し、路面状況に応じて駆動させる電気式4WDシステムを採用。
搭載エンジンと合わせたユニット出力は、
- 最大出力 239ps
- 最大トルク 270Nm
電動化を着実に進める北欧コンパクトSUVを体感! こんにちは。togariです! 今回紹介するクルマは、 VOLVO XC40 Recharge! カーオブザイヤーを受賞したコンパクトシテ[…]
一足先に全モデル電動化を行った、
ボルボXC40リチャージとライバルになる位置付けでしょうか!
レネゲード4xeも床下にバッテリーを搭載する事でボディーの低重心化が図られていますが、レイアウトに大きく影響してしまうポイントも感じました。
左後方リアに充電ポートを設置。
充電方式は200V充電のみで急速充電(チャデモ)には対応していません。
モーターのみの走行可能距離は48km。
通勤など短い距離は電気自動車として使用。
長距離移動になるとガソリンとモーターを使用したプラグインハイブリッドシステムで充電設備を気にせず利用出来るプラグインのメリットも魅力的!
ガソリンとモーターを併用したハイブリッドモードの燃費はWLTCモード16km/Lをキープ。
ジープとしてはクラス最高の燃費を誇るらしいのですが、
ハイオク仕様の為、燃費よりもスペック重視のユニットになっています。
続いてジープ レネゲード4xeのエクステアリアをチェック!
レネゲード4xe エクステリアチェック
伝統のフロントマスク
「うむ。無骨でカッコいい!」
長年守り続ける伝統のグリルデザインがジープの魅力でも有りますね。
試乗車のボディーカラーはブラックC/C
エンブレムまで統一されたオールブラック仕様はよりワイルドな印象に仕上がっています!
フロントグリルの周りはマットブラックの様な色使いで質感も高く感じました。
トレイルフォークはフロントグリルまでブラック塗装が加わりよりタフな仕上がり!
隣に停めた愛車のハリアーがお子様に見えてしまう迫力でしたw
ジープの特徴的なアイコンになる丸目ヘッドライト。
伝統を守りながらレネゲード4xeではフルLED仕様のデイライトにアップグレードされてます。
取材時の昼間でもかなり光量が強く、街中でも目を惹きそう♪
搭載される安全支援機能はオートマチックハイビームが装備されます。
ボックス・スタイル
サイドビューはクロカンらしいボックス・スタイル。
クーペスタイルのSUVがトレンドですが、無骨なクロカンスタイルが今では新鮮!
Aピラーの角度を立たせたデザインは前方視界も非常にクリアです!
レネゲード4xeのボディーサイズは、
全長 | 4,225mm |
全幅 | 1,805mm |
全高 | 1,725mm |
ホイールベース | 2,570mm |
4m弱に抑えられたコンパクトなサイズながら、1.7mを超える全高の高さで迫力あるスタイリングに仕がっています。
オフロード走行に特化したトレイルフォークは最低地上高210mmとリミテッドよりも40mm高く設定されよりクロカン色が強いですね。
トレイルフォーク4xe装着タイヤ
トレイルフォーク4xeの装着タイヤは17インチアルミホイール仕上げ。
ホイールキャップにもブラックアクセントが加わりタフさを増しています。
一般的なクロカンの乗り心地を想像していたんですが、良い意味で裏切ってくれました!
サイドマーカー部には悪路走破に優れたモデルの専用バッヂを装備。
伝統デザインを継承した専用ロゴは男心をくすぐります!
キュートなリア
リアデザインも通常モデルのレネゲードと変更の無いボックスデザイン。
丸みを帯びたボディーラインは女性にも好まれそうなキュートさも感じます。
レネゲードは遊び心を感じるXライトが良いですね♪
ワイルドなスタイリングの中でちょとした抜け感を出してオシャレにまとまっています!
専用ロゴの”4xe”はブルー塗装でペイント。
EVや先進性のイメージってどのメーカーもブルーが多い事w
犠牲になるラゲッジ
プラグインハイブリッドモデルを検討する際に要確認ポイントになるラゲッジルーム。
レネゲード4xeはバッテリーを搭載した影響でラゲッジ床が底上げされています。
ガソリンモデルのレネゲードと比較させて貰いましたが荷室はかなり狭く感じました。
荷室の出し入れも高くなってしまう為、既存オーナーの方は特に不便さを感じるかも。
レネゲード自体アウトドアを想定した趣味性の強いクルマなので積載量と実用性が下ってしまう点は気になりました。
トレイルフォークはフルサイズのスペアタイヤを積んでいる為、床下のスペースも無し。
ガソリンモデルは高さ方向に余裕がある為ラゲッジスペースも有効にレイアウト。
もう1つのグレードの”4xeリミテッド”ではタイヤ補修キットが標準装備になる為、
若干床下スペースは有効に使えそうですがライフスタイルに合わせてチョイスすべきポイントかと思います。
続いて内装をチェック!
レネゲード4xe 内装チェック
ドアトリムチェック
レネゲードトレイルフォーク4xeの内装カラーはブラックのみの展開。
随所にオレンジの差し色が入りスポーティーな印象です。
ドアトリムの仕上げは肘置き部以外はハードプラ仕上げ。
アメ車らしいシンプルな仕上がりですが、車両価格500万を考えると質感不足にも感じます。
プレミアム・ファブリックシート
トレイルフォーク4xeにはプレミアム・ファブリックシートが標準装備。
撥水性の高そうなファブリック生地にレッドステッチでアクセントされています。
着座感は程よいコシがあって座り心地も良かったのですが、シートヒーターの装備は無し。
リミテッド4xeグレードのみにシートヒーターが標準装備されています。
シートは肩口まで大きく造られ悪路を走る際のサポート性も高そう!
トレイルフォークのレッド刺繍がカッコ良い♪
トレイルフォーク4xeシートは手動式を採用。
リミテッドとの価格差は5万円ですが、コストを掛けるポイントが違っています。
- 充実装備はリミテッド
- 走行性能はトレイルフォーク
グレードに応じて装備差がある点も特徴的。
気になったポイントは、左足置きの出っ張りが大きく窮屈気味なペダル・レイアウト。
ガソリンモデルも同様らしいのですが、右ハンドル仕様にローカライズする事でペダルレイアウトの違和感を感じました。
運転席全景
ブラック基調の無骨なデザインにオレンジのアクセントが入る個性的なデザインです。
遊び心を感じるギア感と先進的なディスプレイが個性的なインパネ!
本革ステアリング装備
本革巻の上質なステアリング。
クロカンらしい太めなステア径で握り心地も良好でした!
安全支援システムステアリングスイッチで操作可能ですが、ここで重要なポイントが。
レネゲード4xe トレイルフォークの安全装備は、
- 全面衝突警報(クラッシュミティゲーション付き)
- 車線逸脱警報プラス(レーンセンス)
- ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディクテクション
- リアバックアップカメラ
- クルーズコントロール
4xeトレイルフォークには全速度追従機能(ACC)が搭載されていません。
機能重視の4xeリミテッドのみにACCが標準装備となっています。
個人的にはトレイルフォークの見た目が好みですが、街乗り重視の方は4xeリミテッドの方が満足度は高そうです。
ディスプレイのローカライズ化
画像が反射していますが、中央ディスプレイは色の出方が綺麗でなかなかの画質でした!
左右にタコメーターとパワーゲージを備えスピードメーターを中央ディスプレイに表示。
ディスプレイ内にバッテリー残量やEV走行距離が表示されています。
ディスプレイ内は全て英語表記ですね。
兄弟車になるフィアット500Xでも感じたのですが、輸入車特有のカタカナ表記よりも英語表記の方が見た目の印象もカッコいいと思う!
個性的なギミック
フロントウィンドウにはジープ・ロゴをさりげなくプリント。
車内には他にも隠れロゴがあるらしいのですが、所有しながら見つけて行く楽しみもありそう!
エアコンの吹き出し口もダッシュボード上にデザインされています。
開度ダイヤルを上に設けたレトロな雰囲気もまたフレッシュ!
助手席側には極太なグリップも装備!
どんな悪路へ行くんでしょうかw
先進的なセンターモニター
アメ車らしいタフなデザインがカッコいい!
センターディスプレイは、8.4インチタッチパネルモニターが装備されています。
時間の都合で詳しく確認出来ませんでしたが、エアコンもディスプレイ内で操作可能です。
ボタンも大きくデザインされ操作性も良好♪
アップルカープレイにも対応可能でスマホの様にアイコンをカスタムする事も可能。
何より始動する時のオープニング画面がジープのTV CMみたいな演出でテンション上がりましたw
4xe専用モード
質感はイマイチですが、ディスプレイ下には物理スイッチが装備されているのも良いですね!
大型ダイヤルにデザインされているのはグローブをはめて操作出来るジープらしいポイント。
最近ではトラックでも見かけなくなったシガーライター横に4xe専用のドライブモードスイッチがあります。
レネゲード4xeのドライブモードは、
ハイブリッド | ガソリンと電気モーターを併用し、回生ブレーキも使用可。 |
エレクトリック | 電気モーターのみで走行。 |
E-セーブ | 積極的にガソリンを使用し、バッテリーの充電レベルをキープ。 |
更に4xe専用のスポーツモードが追加され多彩な走りが楽しめます!
ただし、取り付け位置が低い上にスイッチが小さい為、運転中は押し辛い配置が残念。。
センターコンソールにド派手な色使いを取り入れるのがジープの世界観♪
電子式パーキングブレーキは装備されてますが、ブレーキオートホールドは未装備。
価格帯考えると快適装備面では他メーカーに遅れを取っているポイントも感じます。
後席をチェック
今回撮影ミスを連発してしまい後席はこれ位しか使える画像がありませんでした。。
シート座面はし少し高めですが、座ってみると頭上空間の広さに驚き!
172cmの胴長オジサンでも上部にかなりの余裕がありました!
無骨なボックスデザインの良さを見事に引き出されたリアの居住性は評価出来るポイント!
以上で内装チェック完了!
最後に試乗レポートの紹介です!
レネゲード 4xe試乗レポート
試乗車両スペック
JEEP Renegade Trailhawk 4xe
全長 | 4,225mm |
全幅 | 1,805mm |
全高 | 1,725mm |
ホイールベース | 2,570mm |
車両重量 | 2.135kg |
搭載エンジン | 1.3L直列4気筒ターボ 6速ATxモーター |
最大出力/トルク | 239ps/270N・m |
駆動方式 | 4WD |
使用燃料/燃費 | ハイオク WLTCモード 16.0km/L EV走行48km |
車両本体価格 | 503万円 |
今回は営業さんと市街地を30分程試乗して電動化ジープの実力を体感です!
それでは試乗開始です!
無音で走るクロカン
まずはモーター走行のみ可能な”エレクトリックモード”でジープのEV走行を体感です!
当たり前なんですが、音も無く走り出すレネゲードにいきなり食らいますw
アメ車らしいエンジン音が聞こえない事に戸惑ってしまいましたw
車体のどっしりした重さを感じながら、アクセルを踏んでいくと後輪からトルクフルな加速が働き出足の鈍さは感じません。
加速感もクロカンを感じさせない位マイルドでトルクパワーと加速の滑らかさのバランスが秀逸な乗り味です!
4xeは床下にバッテリーを搭載した2トン超える車重が効いてる!
車速が上がるとガラスから入ってくるロードノイズが若干気になりますが、無音で走るクロカン レネゲードは独特な世界観を感じたファーストインプレッションでした!
乗り心地も良好
市街地を走行して行きますが、17インチの乗り心地が想像以上に良かった!
オーナーさんには申し訳ないのですがレネゲードは乗り心地悪いと思っていましたw
アスファルトの継ぎ目を通過するとタイヤ厚の弾力でスタっと収束してくれます。
同乗の営業さんも言われていましたが、ガソリンモデルのばたつく足回りが4xeでは大幅に改善されて乗り心地でも大きく進化していました!
街乗り仕様のハンドリング
室内はAピラーが立っている為、前方視界が非常にクリア!
上から見下ろすようなアイポントは車体感覚も掴みやすく女性でも扱い易いサイジングも魅力的♪
ハンドリングについては思っていたよりもクイック。
車高の影響でコーナリングでは若干アンダーステア気味に膨らみますが、軽い操舵性は街乗り仕様のハンドリングで取り回しには有利かと思います。
レネゲードには悪路を走行するモードも搭載されているのでモードによって乗り味を変えているのかもしれません。
ハイブリッドモードを体感
続いてエンジンとモーターを併用するハイブリッドモードを体感しました。
先程も言いましたが切替スイッチが下側に付いているのは操作性に難有り。
走りの印象はエレクトリックモードと乗り味の変化は無い様に感じます。
レネゲード4xeはモーター走行でかなり引っ張れて、高速での追い越しやアクセルをベタ踏みしないとエンジンに切り替わらない様な印象でした。
通行が少ない道でアクセルを踏み込んでみましたが、車重を感じさせないシャープな加速を見せてくれます!
加速の動力性能はコンパクトクラスのなかでもかなり優秀な1台になるかと!
E-セーブモードはジープ本来の走り
最後にバッテリーの充電レベルを維持するE-セーブモードを体感します。
モードを切り替えるとすぐさまエンジンが始動。
車内に聞こえるエンジン音とシートに伝わる微振動がクロカンらしい本来の走りに変わり、
“これぞジープ!”といった印象ですw
レネゲード4xeは6速AT仕様ですが、シフトチェンジのタイミングも滑らかで引っ掛かるような印象は感じさせません。
ガソリン走行モードでもレネゲードの上位モデルして乗り味を改善されているかと思います。
でも、
クロカンらしいドライブフィールなのに何処か物足りなさを感じるE-セーブモード。。
一度モーター走行を味わってしまうと、ガソリンモードには満足出来ずエレクトリックモードへ切り替えてしまいましたw
“無音で走るクロカン”
やっぱこの感覚は新しい!!
スミマセンw
以上で試乗レポート完了です!
電動化を進めるジープの入門モデル
無骨なスタイリングと取り回し易いサイズ感でコアなファンも多いジープレネゲード。
4xeという魅力的なパワートレインが追加されて遂にジープも電動化へ踏切りました。
各メーカーも電動化を進めるなか、車両価格500万の価格帯はリーズナブルとは言えませんが、
“クロカンxEV”というジープ独自のスタイルはクルマの楽しみ方を広げてくれる個性的な1台だと思います。
当ブログではいつもお伝えしていますが、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
お近くのディーラーで個性的なクロカンPHVを一度体感してみて下さい!
愛車の下取りを検討する方はオークション形式の買取方法をオススメします!
買取業者への一括査定サービスは連絡や交渉が面倒だと思われている方は、
面倒な手続きや交渉を代行して行ってくれる新しい買取サービスが便利!
買取業者の仲介方式なのでしつこい営業電話も掛からない!
査定は提携のGSか自宅での1回のみでOK!
かんたん、安心、高く売れる!車が高く売りたいならユーカーパックにお任せ!
次回の予告
ボンネットに重鎮するスリーポインテッドスターモデルは1台のみ!
世界最高基準を誇るあのフラッグシップサルーンに試乗して参りました!
“フラッグシップ試乗最終編”としてお伝えしたいと思います!
お楽しみに!
今後もクルマの魅力を分かり易くお伝え出来るよう試行錯誤しながらより良い試乗ブログを目指して参ります!
最後まで読んで頂きありがとうございました!