FIAT 500Xクロスはエクステリアの印象とは異なる重厚な乗り味が魅力!
こんにちは。togariです!
イタリア生まれのコンパクトSUV!今回はFIAT 500X CROSSを試乗させて頂きました!
個性的なエクステリアに隠された500 Xの実力とは?
FIAT 500X CROSSの魅力に迫ります!
クルマの魅力を素人目線で楽しくお伝えします!
お世話になったディーラーさん
今回試させて頂いたディーラーさんは、
フィアット/アバルト 山口周南さんです。
ありがとうございました!
お店の外には個性的なFIATのクルマがズラリ!
POPなカラーリングのクルマは見ているだけでも楽しくなります!
店内にはチンクエチェントやパンダの展示車両もありました。
コンパクトクラスの充実さがFIATの魅力ですね!
お近くの方は是非!
FIAT 500X CROSS エクステリアレビュー
エクステリアの第一印象は、
かわカッコいい感じ!
トレンドのエッジの効いたデザインとは対照的な丸っこい親しみやすいスタイリングです!
街中で時々すれ違う500XはPOPな印象があったのですが間近で見るとSUV色も結構強いです!
今年5月にマイナーチェンジされ、フロントグリルやバンパーの形状が変更によりSUV色を強めに出しています。
FIAT 500Xマイナーチェンジ後のグレード構成は、
500X (受注生産) | ¥2,990,000- |
500X CROSS | ¥3,410,000- 税率10%計算 |
フロントビュー
アバターブルーというオプション設定のメタリック塗装が綺麗にボディーラインを見せます!
FIAT 500X CROSSの全幅は1,795mm。
1,800mm以内に収めた全幅は日本の道路事情でも取り回しやすいサイズ感で良いですね!
フロントデザインはマイナーチェンジで現代版にアップデートされています。
マイナー前モデルと比べてみると、
マイナーチェンジ前
マイナーチェンジ後
フロントバンパーのデザインを一新し、ヘッドライトのデザインが変更になった事が印象を大きく変えてますね!
魅力ポイント 個性的なヘッドライトデザイン!
500X CROSSのヘッドライトはLED仕様に変更されています。
丸みを帯び形状の中に更にランプを配置するデザインが個性的!
ヘッドライトの安全装備としてはオートマチックハイビームまでの仕様になっていました。
ヘッドライトの下部にはCの字に型取られたLEDデイライトが装備!
改良版のチンクエチェントから採用のデザインですが、
街中で目を惹くインパクト抜群のデイライトは個性を引き出す魅力的なポイントです!
このデザイン変更でよりブラッシュアップされて車格が上がった印象があります!
サイドビュー
チンクエチェントをストレッチした伸びやかなサイドデザインは国産車では出せないPOPな印象を放ちます!
FIAT 500X CROSSの全長は4,280mm。
SUVのカテゴリーとしてはコンパクトなサイズですが、斜め上に上がるボディーラインの効果で実際に見るとゆったりしたスタイリングでした。
リアエンドはFIAT 500を思わせる傾斜をつけたエンド処理がオシャレ!
SUVライクの樹脂製フェンダーモールの間にメッキモールが入る事で野暮ったく無い仕上がりにバランス良く配置されています!
タイヤ&ホイール
タイヤは17インチアルミホイールが標準装備されています。
幾何学的なスポークのデザインと500のロゴが入るセンターキャップが独特なデザイン!
イタリア的なデザインセンスを感じます。
ルーフレール標準装備は嬉しい!
海外仕様には設定があるみたいですが、
国内版の500Xにはサンルーフの設定は無いようです。
姉妹車のチンクエチェントにはキャンバストップという個性的な装備があるだけにココは残念なところ。
サイドウィンドウはAピラーとCピラーの大きさの対比が面白いです!
ドアハンドルやサイドミラーなどエクステリアの質感は、同クラスと比べても丁寧に造り込まれています!
豊富なカスタムパーツが用意されているのもFIATの魅力的なポイントです!
リアビュー
丸みを待たせたリアデザインは可愛いらしい印象です。
コの字型を上下に分かれてデザインされたコンビネーションランプが個性的!
マフラーはバンパー下に隠れる形で配置されていました。
ラゲッジスペース
バックドアにはパワーテールゲートの装備は無く手動式の開閉方式でした。
リアテールランプが大型なのでラゲッジスペースの横幅が少し狭いかなという印象でした。
ラゲッジ下はスペアタイの収納場所になり,物を収納するスペースはほとんど無いです。
FIAT 500X CROSSのラゲッジ容量は350L。
凹凸を少なくデザインされているのでスペース自体は実用的ですが、横幅の狭さが少し気になる印象でした。
リア斜めからのショット!
先程はラゲッジの狭さを思いましたが、
このボディーラインとリアコンビランプの相性は完全に好みですww
SUVモデルでありながら可愛さも演出されるFIAT 500Xの魅力的なポイントです!
続いて内装レビューいきます!
FIAT 500X CROSS内装レビュー
フロントドア
ドアトリムは渋いブラウンカラー!
エクステリアと変わって内装色は落ち着いた色合いを使っていました!
画像で伝わるといいのですが、このブラウンレザーの柔らかな質感がかなり良かったです!
本場イタリアの革製品を思わせる味わいを感じます!
魅力ポイント 個性的+高品質なシート!
ヘッドレストはラウンド型で、この渋い色合い!
シートのデザインもオシャレです!
実際に座ってみるとデザインだけでなく、脇腹と太腿部のホールド感もしっかりあって以外に身体フィットします!
フロントシートは8WAY式パワーシートが標準装備です。
このクラスでランバーサポートもついていれば十分過ぎる機能だと思います。
アクセルペダルは吊り下げ式ですが、アルミパネルが装備されてるー!
こちらはオプション装備になるそうですが、左足置き部まで大型アルミパネルがついて足元の質感が保たれています。
シートや足元の仕上がりを見てもFIAT 500X COSSはドライバーが体に触れる部分にはコストをかなり掛けている印象でした!
ボディー同色パネルは鉄板!運転席全景
ボディー同色パネルはやっぱFIATの鉄板!
チンクエチェントの特徴である同色パネルはFIAT 500X CROSSでも受け継がれています!
ボタンを少なく配置した内装デザインですが、細かなコダワリを感じる仕上がりになっていました!
フロントディスプレイ
フロントディスプレイはベーシックな3連式です。
国産車と違い、スピードメーターとタコメーターの配置が逆になっています。
さすがイタリア!230km/hまで表示があるのが恐ろしいww
中央には3.5インチのTFTメータークラスターが装備されています。
ここでタイヤの空気圧や安全装備の表示などが見えますが、表示は全て英語表記でした。
日本仕様にローカライズされていない部分ですが、個人的にはアリかなと思いました。
輸入車らしくFIATのオシャレな雰囲気を壊さない英語表記はすごくスタイリッシュに見えました!
質感はクラス超え!ステアリング
続いてステアリングも質感が高いです!
デザイン自体もスタイリッシュでレザーの柔らかさが職人気質を感じる仕上がりでした!
ステアリングスイッチにも安全装備の起動スイッチが配置されて実用面も兼ねています。
後ろをよく見みるとパドルシフトもある!
7インチタッチパネルモニター
FIAT500X CROSSのインターフェースは7インチタッチパネル式が装備されていました。
画面自体は小さめですが、前期形より大型化されて使い易くなったそうです。
ここの表示は日本語仕様にローカライズされています。
ナビゲーションシステムはスマホを接続して使用するミラーリングシステムが採用されています。
本国イタリアではクルマに搭載するナビゲーションシステムが普及していないみたいで、もっぱらスマホナビで利用する方が多いそうです。
インパネ中央にはエアコン操作パネルが配置されています。
パネル表面自体はプラ仕上げですが、ダイヤル式のスイッチの中にデジタル表示を埋め込んであったりと実用的でチープに見せない工夫もされていました!
シフト周り
シフト周りの台座部はアルミ仕上げになっています!
クラスとしては高いマテリアルが使用されて満足度も高いポイント!
縦型ドリンクホルダーに着いているのは純正のスマホ ホルダーのようでした。
快適装備としては、
電子式パーキングブレーキのみでブレーキオートホールドは装備されていません。
この辺りは輸入車メーカーの中でもドイツメーカーが一歩リードしていますね。
ルームライト
ルームライトは豆球式を採用。
コンソールにも専用ロゴが入ってます!
魅力ポイント ボディー同色パネル!
鮮やかなブルーが内装で一際目立ちます!
好きなボディーカラーを運転中も眺められるのは嬉しい限り♪
塗装の仕上がりもボディーカラーと同じ塗料なので光沢がスゴイです!
サイドに入っている500のエンブレムがオシャレに輝いていました。
このダッシュボードにはある仕掛けが!
収納スペースになってます!
グローブボックスと合わせるとかなりの収納力があります。
デザインだけでなく実用的な機能を持つ同色パネルが魅力的なポイントでした!
続いて後席いきましょう!
後席レビュー
後席ドアトリムも前席と変わらない質感が保たれています!
後席もラウンドヘッドレスト+ブラウンレザーはの質感は健在!
チンクエチェントと比べても大人仕上がりです。
アームレストは装備されていませんでしたが、後席も質感を落とさない仕上がりはイタリア生まれの革製品の様な味わいが感じられます!
172cmの僕が座ると後席の膝前空間はコブシ1個半位でした。
特別広い訳ではないですが、天井空間が広く取ってあるので大人でも圧迫感は軽減されていると思います!
内装全体の仕上がりとしては、
シンプルなデザイン構成ながら各パーツの質感にこだわって造られていて、大人POPな雰囲気を持つクルマでした!
FIAT500X CROSS 試乗レビュー
試乗前にスペックの紹介です。
試乗車両スペック
FIAT 500X CROSS 2WD
全長 | 4,280mm |
全幅 | 1,795mm |
全高 | 1,610mm |
ホイールベース | 2,570mm |
搭載エンジン | 1.3L直列4気筒ターボ 6速DTC |
駆動方式 | FF |
使用燃料/燃費 | ハイオク/WLTCモード 13.5km/L |
車両重量 | 1,440kg |
定員 | 5名 |
車量本体価格 | ¥3,410,000- |
今回のマイナーチェンジで駆動方式はFFのみの2WD仕様になりました。
オーナーさんからはFFのみで良いとの声もあったみたいで街乗りSUVのニーズが多かったみたいです。
搭載エンジンにも変更があります。
マイナー前の4WDモデルには1.4Lターボ9速ATのグレードもありましたが、
マイナー後はFFのみの1.3Lターボ6速DTCエンジンのみの搭載になっています。
使用用途が狭まる4WDと多段化ATの廃止は少し寂しい気もしますね。
それでは試乗行ってきます!
出だしの印象は?
ディーラーを出てアクセルを踏み込むとグァーンをエンジン音が鳴ります。
出だしの印象は、
結構重厚感のあるレスポンス!
見た目のPOPさから軽快なイメージをしていたのですが、力強い出だしの印象です。
市街地を走りますが、低速からのシフトチェンジは若干重たく感じました。
このあたりは低速時に起こる6速DTCのデメリットが出ている点なのかもしれません。
ただ姉妹車であるFIAT500の様なギクシャク感程は感じられず、一般的に出だしが重たいかなっていう感覚です。
中速域はスムーズなクラッチ制御
車速がある程度乗ってくる今度は6速DTCのメリットが働きクラッチ制御はスムーズに変わります!
車速が上がってからターボが効いてボディーがしっかり安定するスポーティーな感覚を感じました。
前方見切りと取り回しの良さ!
市街地を流しながら走ると、
アイポイントが高めに設定されたボディーとサイドミラーがバックした位置にあるので前方見切りはとてもイイです!
女性でも車体感覚が掴みやすいサイズ感はクルマを操る楽しさも味わえます!
前車に合わせて街中を流す際には、ステアリングが俊敏に反応してくれるの操作性も軽快にクルマを操れます!
FIAT 500X CROSSの安全支援システムは、
前面衝突警報 | 安全自動ブレーキ |
レーンデパーチャーウォーニング | 車線逸脱警報 |
アダプティブ・クルーズ・コントロール | ACC(時速30km以上で使用可) |
オートマチックハイビーム | ハイ・ロービーム自動切換え装置 |
国産メーカーの様にハイスペック仕様とまではいきませんが、ステアリングスイッチでワンタッチで起動出来るので幅広い年代層が乗れるカジュアルさもありますね!
気になった段差のピッチング
試乗中に気になったのが段差を超える時のピッチングです。
舗装路の僅かな段差でも下からの強い突き上げ感を感じました。
前席でこの感覚だと後席ではもう少し強く突き上げを感じそうです。
長距離運転を考慮して少し硬めのほうが疲労が軽減出来る為の措置みたいですが、硬さは好みが分かれるので検討中の方は確認された方が良いポイントかと思います。
FAT 500X CROSSのプラットフォームはジープレネゲードと共通化されている為の影響が出ているのかもしれません。
試乗レビューは以上です!
まとめ
個性的なスタイリングで前からずっと気になっていたFIAT 500Xですが
エクステリアと内装に関しては個性の塊のようなクルマで、直感的に感性が合う方には長く愛用出来る1台だと思います。
走りの質感に関しては、個人的には見た目のスタイリングとは変わる印象を受ける面も感じたのでここもクルマの個性が強く出ているポイントだと思います。
国産メーカーと比較しても質感や装備を考慮するとリーズナブルな価格設定のラインに入ると思いますので、
クルマの魅力は自分で体感してナンボ!
お近くのディーラーで個性的なFIAT 500Xの魅力を体感してみて下さい!
クルマの購入を検討中の方はクルマの下取りを検討されていると思うのですが、
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次回の予告
次回魅力をお伝えするクルマは、
発売前から注目を集める国産SUVの試乗レポートをお伝えします!
お楽しみに!
今後も気になるクルマ・話題のクルマを自分で体感して、魅力を楽しくお伝えしようと思っています!
最後まで読んで頂きありがとうございました!