マツダが提案する新しい走り【MAZDA MX-30試乗】日常使いで感じる人馬一体感

SUV

マツダの新型SUVはドライブフィールにも新しい価値観を提案!

こんにちは。 togariです!

 

マイルドハイブリッドを搭載したマツダの新型SUV MX-30の試乗に伺って来ました!

乗り心地かなり良かった!

フリースタイルドアを採用した個性的なスタイリングが話題になっていますが、走りの面でワンランク上の質感が感じられした!

MAZDA MX-30のエクステリアと内装については前回の記事で詳しくレポートしていますのでこちらも参考にしてみて下さい!

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今回は前回確認出来なかったポイントと試乗の動的質感を中心にお伝えしたいと思います!

新しい車選びを提案するコンパクトSUV MAZDA MX-30の魅力に迫ります!

当ブログではクルマの実際に見て感じた感覚を大事にしたいと思っています。 カタログだけでは伝わりにくいクルマの魅力を現場から楽しくお伝えします!

 

ディーラー紹介

今回試乗させて頂いたディーラーさんは、

山口マツダ岩国店さんです。

 

 

山口マツダは山口の情報と山口でのカーライフで役にたつ情報を提供をします。レノファ山口とともに山口を応援していきます。…

ありがとうございました!

開放的な次世代型店舗内には豊富な展示車や試乗車が随時ラインナップ!

店先に展示されている試乗車はソウルレッドやマシングレーなど毎回カラーが統一され、通り掛かるだけでも楽しませてくれるディーラーさんです!

 

https://www.yamaguchi-mazda.co.jp/shop_news?sid=57ef463954fbe5122c5e4d2cd10c3f6e8ed63cd7

お店のブログでは最新の試乗車情報やお買い得な認定中古車情報も発信されていますので、お近くの方は是非!

 

近郊の方で試乗や見積もりを検討されている方がいらっしゃれば、担当営業の方をご紹介出来ますのでお問い合わせ欄からご連絡下さい!

それではMAZDA MX-30のエクステリアをチェックしましょう!

MX-30 エクステリアレビュー

新しいグレード展開

今回試乗したMX-30は、

Highest Set-Modern Confidence(ハイエストセット-モダンコンフィデンス)

MX-30はモデル体系もチャレンジングな仕様で松竹梅の様なグレード展開が有りません。

ベースになるMX-30車体に各装備のパッケージオプションを追加して好みのMX-30を自由に造っていくスタイル。

ドイツ車など輸入車メーカーに採用されている仕組みと近い感じですね。

試乗車に装備されていたパッケージオプションは、

MX-30車両本体 (2WD)242万円
ベーシックパッケージ(必須)7.7万円
エクステリアパッケージ7.7万円
モダンコンフィデンスパッケージ11万円
ユーティリティーパッケージ8.8万円
セーフティーパッケージ12.1万円
360°セーフティーパッケージ8.6万円
合計298万円

「300万円切ってる!」

車両本体価格がかなり低く設定されて良心的な価格設定!

モチロン安全装備や内装の質感も7世代モデルと同等の仕上がりです!

従来のマツダ車でいうL-Pakage相当のモデルになるみたい。

新しい観音開き式扉「フリースタイルドア」を導入した、ハイブリッドクロスオーバーSUV「MX-30」の車種情報。 おすすめ…

詳しい装備説明はマツダの公式HP内でシュミレーションが行えますのでこちらをどうぞ!

MAZDA MX-30のボディーサイズは、

前回取材画像
 MX-30CX-30
全長4,395mm4,395mm
全幅1,795mm1,795mm
全高1,570mm1,540mm
ホイールベース2,570mm2,570mm
タイヤ サイズ215/55R18215/55R18

同ブランド内のマツダCX-30と全高以外は同じボディーサイズになっています。

1.8mを切る全幅と立体駐車場も使用可能なサイズ感は幅広い世代に支持される日本市場での売れ筋ゾーンの位置付けです!

今回の試乗では動力性能の部分でもすみ分けされた違いを体感する事が出来ました!

 

逆光でスミマセン。

次世代マツダの象徴になっている大型フロントグリルをMX-30では採用せず、丸目ヘッドライトがデザインされる事で可愛らしい印象も感じるスタイリング。

マツダ初 3トーン仕様

 

クーペスタイルのサイドビュー

エクステリアの特徴的なデザインになる3トーン仕様。

最近の新型車には採用が多くなりましたが、マツダとしては初採用になるカラーコンビネーションです。

 

MX-30のイメージカラーになるセラミックメタリックに、

  • ピラー・グレー塗装
  • ルーフ・ブラック塗装

ボディーにメリハリが付いてよりスタイリッシュな印象になっています。

 

3トーン仕様はリアテールランプまでピラー塗装が伸びルーフデザインが一体化されていました。

Dピラーに埋め込まれたMAZDAネームプレートが更にオシャレ度アップ!

マツダ車初採用にしてこのデザインセンスはスゴイ!

 

ちなみに1トーンルーフの仕様はこんな仕上がりです。

ピアノブラック塗装の傷付き易いメンテナンスを考えるとプレーンなこちらも良さそうですね!

 

リアビューはサイドに映るSの字リフレクションが抑えられたラウンドボディーが先進的!

フランス車を思わせるカラーセンスで国産メーカーの中でもオシャレなスタイリングに仕上がってます!

ラゲッジの実用性を確認

 

テールゲートは手動式のみ

前回確認出来なかったラゲッジルームの展開方法を改めて確認してみました。

MX-30のラゲッジ容量は400L。

CX-30のラゲッジ容量は430LなのでMX-30は若干狭くなっています。

 

後席を倒すと6:4分割可倒式が採用されフラットに近い状態に展開出来ました。

前回倒し方が分からなかったんですが、

MX-30は可倒するレバーが後席側のみに装備されラゲッジ側からは操作が出来ない機構になっていました。

こういった所ではラゲッジ側にワンタッチレバーを採用しているトヨタ車等のフレキシブルな機能性が魅力に感じられます。

 

フリースタイルドアを考える

 

MX-30最大のポイントになる親子扉式を採用したフリースタイルドア。

今回は左右全開にして確認してみました。

全開にすると流石の開放感ですが、

この状態で使用するのはクルマを掃除する時だけにも思えますがw

 

フリースタイルドアの開閉方法にはルールがあって、

Bピラーの役目を果たす後席を先に閉めないとフロントドアを閉める事が出来ません。

画像の様に先にフロントを閉めてしまうと、ラッチが無いので固定されずブラブラの状態。

この状態で後席を閉めてしまうとボディーにドカンです。。

リアドアはBピラーも兼ねる重厚な造りでしたが、フロントドアには開度を固定するダンパーの様な機能は無いです。

 

後席から自分で車外に出る為には、

フロントドアが開いた状態で外側からリアドアを開ける必要があります。

後席の車内から回り込んで手を伸ばせばリア側から開けられない事もないですが、分かりづらい特殊な開閉方法がどうしても乗り手を選びそう

 

後席に乗り込んでしまえば、大人2名が座れる居住スペースは確保されているんですけどね。

後席もシートの質感高いなぁ♪

 

前席のシートポジションを変えずに乗り込もうとすると、大人では身体をねじる形でないと乗り降りは厳しいです。

乗り込みスペースを広くする為には、2ドアクーペの様のにフロントシートを展開する事になります。

 

フロントシートバックには後席からでも操作出来る様にパワーシートと同じ役割の操作スイッチが装備されてますが、

動作スピードが非常に遅い。

雨天時等は濡れてしまい不便に感じるシーンが出て来そうです。

 

シート最前列の状態でこれ位です。

助手席側は手動式なのでシート展開が素早く、乗り降りは断然早いと思います。

駐車する環境によっては左右からの乗り降りが限定される場所もあるのでやはり不便さを感じてしまう場面は出てきそう。

 

「じゃあ、リアドアを考えずに思い切って2ドア仕様でどうか!」

と考えたんですが、やはり乗り込めませんでしたw

こう見ると2ドアクーペとしてもカッコいいMX-30!

スミマセンw

今回新ためてMX-30を見る事で自分なりに感じた点もありました。

 

MX-30の後席にはエアコン吹き出し口や充電設備が装備されていません。

後席の快適装備をカットして前席優先に振っている気がします。

「車両ベースがCX-3だからだよ!」

って意見もあると思うけど、マツダ初のEVモデルとして造られたクルマなので装備は幾らでも付けられたかと思います。

CX-30には両方備わっている装備なのでメーカーとしてもユーザーターゲットをしっかり差別化してる?

 

再び全開ですw

国内と比べてEVが普及が進む欧州ではインパクトのあるデザインが必要だったのかもしれないですね。

一方でスライドドアが普及している国内市場ではユーザーからの評価が気になる部分。

ファミリーユースを含めた幅広いユーザー層へのアプローチは難しそうですが、

  • 2名乗車プラスα
  • 後席は補助席用で普段は趣味性を活かした荷物スペースとして使用

デメリットを理解した上で使いこなせれば独創的なデザインは評価出来るかもしれないです。

ただ正直試乗しただけではフリースタイルドアの評価は難しい。

1DAY試乗などで色んな場面で検証して使用感を確認しないと分からないですね。

メーカーの意向を販売店からユーザーにどれだけに伝えられるかがポイントになりそう。

RX-8や観音開きドアを所有されているオーナーさんから使用感を教えて頂けると嬉しいです!

MX-30 インスタ動画

 

[arve url=”https://youtu.be/dme0xYilz1s” thumbnail=”http://img.youtube.com/vi/dme0xYilz1s/default.jpg” title=”フリースタイルドアどう使う?【MAZDA MX-30】市販モデル内外装チェック” description=”遂に正式発売されマツダの新型SUVMX-30を徹底チェック!” upload_date=”2020/10/09″ duration=”https://youtu.be/dme0xYilz1s” /]

エクステリア・内装を動画でまとめたインスタ動画をどうぞ!

立体的な質感や操作性が参考になれば幸いです。

ブログをアシストする形で動画配信も継続していきますので、良かったらチャンネル登録よろしくお願いします!

続いて内装の仕上がりをチェックしながら試乗レポートをお伝えします!

 

 

MX-30 試乗レビュー

試乗車両スペック

MAZDA MX-30 Highest  Set- Modern Confidence

ボディーカラーセラミックメタリック
全長4,395mm
全幅1,795mm
全高1,550mm
ホイールベース2,655mm
車両重量1,460kg
搭載エンジン

2.0L直列4気筒xモーター

最大出力/トルク

エンジン 156ps/199N/m  モーター6.9ps/49N・m

駆動方式2WD(FF)
乗車定員5名
仕様燃料レギュラー WLTCモード 15.6Km/L
車両本体価格242万円

国内モデルに導入されたのは2.0LNAエンジンとモーターを組み合わせたマイルドハイブリッド仕様です!

それでは試乗開始!

乗り込む演出

 

ドアを開けると上質な内装が飛び込んできます。

と、乗り込む前にディスプレイに注目!

ドアを開けてからイグニッションオンまでの間に運転ディスプレイ内で水面が波打つような演出が。

僅かな時間にまでマツダはこだわってます!

細かいトコロをスミマセンw

 

「うわーっ!上質過ぎてうわーしか出ませんw」

ホワイトの合成皮革とファブリック素材のクロスシートは国産車離れした上質な空間を演出!

MX-30はデザインに女性デザイナーが関わった事もあって色使いのセンスはマツダラインナップでも異色のスタイリングですね!

 

https://twitter.com/togari11/status/1315857316491616258

パッケージオプション価格8.8万円になるインテリアパッケージを装着すると、2色の内装カラーを選ぶ事が出来るのでお好みにカスタムするのもMX-30の楽しみ方です!

それではエンジンを始動してマイルドハイブリッドの動的質感をチェック!

 

シームレスな走り出し

 

MX-30のシフトレバーは7世代モデルと違ったデザインのエレキシフトが採用されていました。

右上のパーキングレンジから一旦左倒してドライブレンジを選択する形です。

ストレート式のシフトレバーより短いんですが、計算されたコンソール位置と大型ノブの剛性がしっかり付けられて操作性は非常にGood!

EVらしい先進的なデザインと共に操作性も高い仕上がりでした!

 

MX-30で初採用されたパワートレイン e-SKYATTIV-G

EV専用プラットフォーム採用のガッチリした加速感を想像していたんですが、

アクセル開度を上げていくと鈍重さを感じる事なくスーっと滑らかに車速が上がるシームレスな加速。

ハイブリッド車の様なモーターアシスト感は薄いですがエンジンノイズが抑え込まれた静粛性の高さが際立ちます。

こっちの方向に振ってるのかー!

CX-30の低速からトルクを効かせたスポーティな乗り味としっかりすみ分け。

予想を上回るしっとり感に走り出しから好印象♪

マツダ7世代モデルに搭載されているSKY ACTIV-Xにも近い感覚も持っていました!

路面の突き上げ路面を綺麗に収束

 

MX-30は18インチタイヤが標準装備されていますが、リアサスのトーションビームが路面の段差を綺麗に収束してくれました!

最近同クラスになるヤリスクロスも試乗させて頂きましたが、18インチの乗り心地の良さはMX-30が確実に勝ってます。

途中踏切を渡ったんですが、車体への揺れが抑え込まれてボディーサイズを感じさせない強固さでフラットに通過。

ここはEVプラットフォームが採用された低重心ボディーバランスの高さを実感です!

 

扱いやすい運転の楽しさ

 

先進モダンなマツダ7.5世代モデル

街中を流しても車体の取り回しの良さと前方見切りの良さで楽に運転出来る扱い易さ。

ステアフィールも程よい軽さを残しながら振動が抑えられた疲れにくい応答性です。

ボディーサイズはCX-30とスペック上は同じですが、MX-30はクロスオーバー感が強い印象。

モダンでハイテクな内装の中でステアリングを握るとワンクラス上のクルマの質が味わえます!

 

コルク材を使用した多機能なドリンクホルダーを採用。

ホルダー蓋と収納を兼用した面白いデザイン!

コマンドコントローラーのサイドはスマホ置きにも使えるみたい。

内装デザインは高い質感とギミック装備が散りばめられるクルマの楽しさがマツダテイストで表現されています!

初採用のタッチ式パネル

 

一方で気になる部分を感じたのは、

初採用のタッチ式エアコンパネル。

先進的なデザインは MX-30のキャラクターに合った仕上がりですが、

パネル自体がシフトに近い位置に取り付いているのでどうしても目線が下がってしまいます。

物理スイッチと目線移動の配置にこだわっていたマツダとしてはデザイン性に振ってきた感じですね。

パネルの左右には温度調整やデフローターの物理スイッチが設けられていますが、

良く使う風量調節はタッチ操作になっています。

国産モデルと違い欧州モデルは左ハンドル仕様になる為、右手で操作すると印象は変わるかも?

左利きの方で使用感がどうなのか試された方教えて下さい!

 

あと気になる部分はブレーキタッチ

マツダ車全般に言える事ですが、踏み始めの制動力が弱いです。

ブレーキする際思っていたよりも早めにブレーキしないと効き始めが遅いので戸惑うかもしれません。

ここの感覚も乗り味全体で感じられるしっとりしたイメージを出す為のセッティングなのかもしれないです。

 

スポーツモードを試す

 

ガソリンモデルの位置づけになるMX-30にはスポーツモードが搭載されています。

市街地を走行中少し車間が空いたので踏み込んでみると、

アクセルレスポンスが俊敏に変わり気持ちよい吹け上がりを体感!

3,000回転位までしか回せなかったのですが、高速域でも楽しませてくれそうな印象でした!

 

日常使いで感じる人馬一体感

 

今回の試乗で一番魅力を感じたのはコーナリングの安定感でした!

コーナーに進入するとSUVの腰高感を感じさせない滑らかなベクタリングコントロール!

タイヤからの強い接地感とアンダーステアの抑え込みはCX-30よりもに安定したコーナリング性能を発揮します。

 

連動して効いてくるのがシートのフィット感でした。

身体を骨盤を立てるS字カーブを描くマツダのシートは今回更に進化してます!

 

フロントシートに座るとセンターコンソールのニーパッドが左脚をしっかりサポートして車体とリンクするような感覚が感じ取れました。

今回試乗したコースは一般的な市街地走行。

速度もそこまで出せていないのですがこれは上質ですよ!

日常使いの中でクルマを操る人馬一体の楽しさを感じる事が出来ました!

高速域やワインディングだけでなく街中を走せる中にもクルマとしての本質を提案した1台。

今後発売されるピュアEVモデルやロータリーエンジン搭載モデルが今から楽しみな仕上がりです!

以上で試乗レビュー完了です!

 

新しいクルマの形

 

チャレンジングなスタイリングと新しい走りの提案が打ち出されたMAZDA MX-30。

フリースタイルドアの機能面でネガティブなイメージも付いていますが、走りの実力は高く評価出来るクルマだと思います。

広いユーザー層にアピール出来るクルマでは無いけれど、国産車では味わえない独創性でクルマの楽しみ方を変えてくれるかもしれません。

マツダが提案する新しいクルマの形を一度体感してみて下さい!

当ブログではいつもお伝えしていますが、

クルマの魅力は自分で体感してナンボ!

お近くのマツダディーラーでMX-30の魅力を体感してみて下さい!  

 

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今後もクルマの魅力を分かり易くお伝え出来るよう、試行錯誤しながらより良い試乗ブログを目指して参ります!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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